暖房をつけても部屋が寒い！ そんな時は設定温度を上げるのではなく…？
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気温が低くなる秋冬に困るのが『帰宅時の部屋の寒さ』です。
急いで暖房をONにしても、暖かくなるまで我慢しないといけないのはつらいですよね。
では、寒い部屋を効率的に暖かくするにはどうすればいいのでしょうか。ダイキン工業株式会社（以下、ダイキン）に聞いてみました！
効率的に暖めるポイントは『空気の循環』
『冬に部屋を効率的に暖めるコツ』をダイキンに聞いたところ、このような回答がありました。
床から暖めはじめましょう。冷たい空気は部屋の下のほうにたまりやすく、暖かい空気は天井付近にたまりやすいという性質をもっています。
スイッチを入れた時に、部屋全体を効率的に暖めるためには、まずエアコンの風が出てくる風向きルーバーを下向きに設定してください。
エアコンから床に向かって出た暖かい空気は、自然と天井に向かって上がっていくため、結果、部屋全体を暖めることができます。
また、以下のようなアドバイスがありました。
部屋の中で部分的に冷たくなっている場所を冷気だまりといいます。
先述のように冷たい空気は部屋の下のほうにたまるので足元が冷えてしまいます。
そんな時は設定温度を上げるのでなく、空気清浄機やサーキュレーターを活用しましょう。
足元の冷たい空気と天井付近にたまる暖かい空気をかきまぜることで、温度のムラをなくして、部屋全体に暖かい空気が行き届くようになります。
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湿度の調整やエアコン本体のお手入れも大切なポイント
ダイキンによると、「湿度を高くすることで、体感温度を上げて暖かく感じることができます」とのこと。
「少し寒いな」と感じた時は、エアコンの湿度調節機能や加湿器を活用して湿度を40～60％に保つことで、設定温度を上げなくてもちょうどいい暖かさにできるかもしれません。
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ほかにも、エアコンのお手入れや室外機まわりの整理も効果的・効率的に暖房を使うためのポイント。
特にフィルターは目詰まりしてしまうと、吸い込める空気の量が少なくなって暖める力も小さくなるそうです。
加えて、室外機が外の空気を効率的に取り込めるよう、吹き出し口付近やその周囲に物を置いたり、カバーで覆ったりするのはNG。
暖房の効率を落とさないためにも、フィルターや、室外機の周辺を改めて確認してみましょう。
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本記事では、ダイキンに聞いた、寒い部屋を効率的に暖める方法を紹介しました。
いずれも日常の中でできるので、本格的な冬本番に備えて覚えておくといいでしょう。
[文・取材／大西トタン＠ｄｃｐ・構成／grape編集部]