危機一髪! 線路に迷い込んだ野良犬を助けようとした女性 次の瞬間?
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アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで動物の保護活動をしている、ニナ・ラブさん。彼女のもとに「線路沿いの公園に、捨てられたピットブルがいる」という知らせがありました。
「犬が電車に轢かれてしまう前に助けないと!」と思ったニナさんは、近くに住む友人たちに声をかけ、急いで現場へ向かいました。
彼女はすぐに犬を見つけましたが、犬が怖がっていてなかなか近付くことができません。
ウェブメディア『The Dodo』によると、ニナさんは犬を線路から遠ざけようとして4km以上も追いかけたのだそう。しかし、犬は警戒心が強く、彼女が近付くと逃げてしまいます。
その線路は10分から15分おきに電車が通過するため、次の電車が来るまでの時間が迫っていました。
線路に入ることは、ニナさん自身にも命の危険があります。彼女は恐怖で身体の震えが止まらなかったのだとか。
するとその時、救世主が現れたのです。
少し離れた場所から線路に入って来たのは、ニナさんの友人。友人は迷い犬を安心させるために、自分の愛犬を連れて来ていたのです。
その作戦は大成功!友人は迷い犬を捕まえることができました。
安堵で涙が止まらないニナさんが犬にリードをつけると、その直後に彼女たちのすぐそばを電車が通り過ぎたのです。
まさに危機一髪の救出劇でした。
犬はジーナと名付けられました。獣医師の診察の結果、ジーナは過去に虐待されていたように見え、いくつかの健康上の問題が見つかったそう。
ただ幸い、命にかかわるものではないということです。
病院の後、ジーナはニナさんと一緒にペット用品店に行き、犬用ベッドやおもちゃ、ハロウィーンに着るコスチュームを買ってもらいました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ジーナの救出の動画には、「あなたは本物のヒーローだ」「みんな無事でよかった」など、ニナさんの勇気と優しさへの称賛の声が寄せられています。
現在、ジーナは一時的な世話をしてくれる家族のもとで安全に過ごしています。
線路で発見された時のジーナは、首輪をしていました。また、リードを付けることにも慣れていたそうです。
おそらく誰かに飼われていて、なんらかの理由で捨てられたと思われます。
ニナさんたちによって、犬生のセカンドチャンスを手に入れたジーナ。今度こそは素晴らしい家族と出会えるといいですね。
[文・構成/grape編集部]