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「任天堂には感謝してもしきれない」 病床で山に行きたがった父親のエピソードに涙

By - grape編集部  公開:  更新:

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※ 写真はイメージ

あつきん(@atsukinman)さんがTwitterに投稿した、父親とのエピソードをご紹介します。

投稿者さんの父親が、自宅で療養していた時のこと。父親は、投稿者さんに対してこんな望みを口にしていました。

「山に行きたい」

そこで、投稿者さんは家庭用ゲーム機『Nintendo Switch』のゲーム『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』で、父親に登山を疑似体験してもらうことにします。

同作品は、舞台となる仮想世界を自由に動き回って冒険できる、オープンワールドを採用したゲームです。

投稿者さんは、父親に『Nintendo Switch』に付いている着脱式のコントローラー『Joy-Con(ジョイコン)』を、一緒に手を添える形で持たせて、操作。

すると、ゲームを一切やったことがない父親は「おお、落ちる」と怖がりながらも、嬉しそうな笑顔を見せてくれたといいます。

さらに、ゲームから流れ出る、リアルな鳥のさえずりや足音、水や風の音を聞いて「お、柔らかい土だな」「南にいい風吹いてるな」と感想をつぶやいていたのだとか。

投稿者さんは、父親とゲームをした思い出を振り返り、「ゼルダを作ってくれた任天堂には、感謝してもしきれない」とつづっています。

山に行きたくても行けない状況だった父親にとって、ゲームで登山の雰囲気を味わえたことは、とても新鮮で楽しかったのかもしれません。

エピソードはネット上で拡散され、「素敵」「これだからゲームはやめられない」といった声が寄せられました。

「コロナ禍のせいで病院では一切看病できなかったので、家で伏せっていた時に親父の望みを少しだけ叶えることができました」と語る、投稿者さん。

親子で一緒にゲームをした思い出は、投稿者さんの胸の中で、いつまでも特別な記憶として残り続けることでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@atsukinman

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