【購入レビュー】ノースフェイスの『ヒューズボックス』を徹底検証！

数多くの名作を世に送り出してきた『ザ・ノース・フェイス（以下、ノースフェイス）』の中でも、スクエア型リュックの定番品として愛されているのが、『BCヒューズボックス２』です。

しかし、多くの人が使っているからといって、自分にとってもよいリュックとは限りません。使う人の生活スタイルや用途で『最適なリュック』は変わるはず…。

そこで、『BCヒューズボックス２』を購入し、徹底検証を行いました！

先に、筆者の個人的な感想をお伝えすると、『BCヒューズボックス２』は本当に便利で、日常使いに最適なリュックでした。

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早速、徹底検証の内容を見ていきましょう！

ノースフェイス『BCヒューズボックス２』はどんなリュック？

アウトドアのみならず、ファッション業界にも大きな影響を与えるノースフェイス。過酷な環境でも耐えられる機能と、スマートで洗練されたデザインが人気です。

そんなノースフェイスから発売されている『BCヒューズボックス２』は、ロングセラーモデルとして高い人気を誇るリュック（デイパック）のこと。

３０ℓの大容量、豊富なカラー展開、タフで雨に強い生地を使用しているのが特徴でしょう。

『BCヒューズボックス２』は品番によって色や仕様が若干異なり、筆者が購入したのは『NM８２１５０』。主流なモデルの１つです。

鮮やかなサミットゴールドに、黒字でデザインされたノースフェイスのロゴが映えていますね。

光沢があるように見えるのは、『TPEファブリックラミネート』を施した高強度の生地を使用しているから。濡れや汚れに強いだけでなく、優れた耐摩耗性も備えています。

タウンユースはもちろんのこと、アウトドアでも活躍しそうですね。

『BCヒューズボックス２』NM８２１５０の定価は税込み１万７６００円。ですが、Amazonで３０%前後のオフになっていることがあり、今この瞬間もお得になっているかもしれません。

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商品説明や口コミを見る限り悪い印象はないものの、知りたいのは実際の使い心地。『BCヒューズボックス２』はホンモノなのでしょうか…。

ノースフェイス『BCヒューズボックス２』を徹底検証！

購入した『BCヒューズボックス２』を検証するにあたり、次の４つのポイントに注目しました。

普段使いのリュックとして考えるならば、これらの項目は欠かせません。

検証内容と結果を見ていきましょう！

収納力　ポケットが豊富！２泊ぶんの荷物が入る

『BCヒューズボックス２』は、外側に３個、内側に５個（スリーブ・仕切り含み）のポケットが付いていて、メインの収納部分と合わせると合計９個の収納スペースがあります。

「こういう見た目のリュックって、ポケットが少なそう」と勝手に思っていましたが、いい意味で裏切られました！

①メイン収納

スクエア型リュックの特徴として、メインの収納部分にデッドスペースが生まれにくいことが挙げられるでしょう。荷物が整理しやすく、使い勝手がいいです。

２７cmの運動靴と長袖のジャージを入れてみると次の通り。

『BCヒューズボックス２』はマチが広く、大きめの運動靴でもすっきり収納できました！まだ半分以上も収納スペースが余っていたので、さまざまな荷物を詰め込めそうです。

②フロントポケット

フロントポケットのファスナーにはカバーが付いていて、かみ合わせ部分が目立たないようになっています。デザイン面にもこだわっているのが分かりますね。

収納スペースは開閉口よりも大きく広がっていました。

一般的なサイズのファッション雑誌であれば、簡単に入れることができます。

③サイドポケット

左右に１個ずつ、同じ大きさのフラップ付きポケットがあります。

サイズは６５０㎖のウォーターボトルや親骨６５cmの折り畳み傘がちょうど入るほど。

５００㎖のペットボトル、パスケース、ハンディ扇風機などなら余裕でしょう！

④メッシュポケット

収納した荷物がひと目で分かるメッシュポケット。

取り出しやすい位置にあるので、使うことの多い財布やタオルを入れておくと便利そうですね。

⑤スリーブ（PCポケット）

１５インチまでのノートパソコンが収納できるスリーブには、厚さ１cmほどのクッションパッドが付いています。メインの収納部分に硬い荷物を入れていても、ある程度は衝撃を緩和してくれるでしょう。

１４インチのノートパソコンを入れてみると、高さはちょうどで、横はやや余るくらい。

充電器やマウスを詰め込むこともできるほど、十分な収納力がありました！

⑥インナーオーガナイザー

取り外しができるインナーオーガナイザー。中にフックが付いているので、カギなどを引っ掛けてもよさそうです。

荷物がたくさん入るわけではありませんが、財布やタオルのような小物なら問題なく収納できました！

リュックを預けるような時には、セカンドバッグとして持ち運ぶこともできるでしょう。

⑦インナーオーガナイザー内の仕切り：２個

インナーオーガナイザー内にあるメッシュ素材のポケットです。

すぐに取り出せるような場所にないので、予備のマスクやモバイルバッテリーなど、使用頻度が多くない道具を入れるのにぴったりではないでしょうか。

こういった仕切りがあるだけで、荷物がバラバラになりにくくなりそうですね。

どれだけ荷物が入るのか試してみたら？

収納力は申し分ない『BCヒューズボックス２』に、２泊ぶんほどの荷物を詰めてみました！

「少し多すぎたかな？」と思いつつ、収納していくと…。

すべての荷物が『BCヒューズボックス２』に入りました！

使っていないポケットも多く、「本当によく入るな」という印象です。仕事・学校・街中・アウトドア、さまざまなシーンで活躍するリュックではないでしょうか！

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②背負い心地　フィット感抜群で背負いやすい！

荷物がよく入るということは、それだけ重くなりやすいということです。

そこで２泊ぶんの荷物を入れたまま、背負い心地を確かめてみることにしました！

『BCヒューズボックス２』を背負った時のシルエットは以下のようになります。

３０ℓの容量の割には、スマートに見えるのではないでしょうか。

ショルダーハーネスは１cmほどの厚さがあり、背負った時に肩に食い込む感じはありませんでした。

また、リュック本体を固定することで快適な移動をサポートするチェストベルトや、ショルダーハーネスにかかる負荷を軽減するベルトなどが付いています。

スクエア型リュックは想像していたより安定感があり、肩へ均等に重さが分散されている印象でした。

気になったのは、フィット感が抜群ゆえに、少しだけ熱がこもりやすいということ。背中に当たる面も通気性に優れた素材というわけではありません。

ですが、日常で使う範囲ならば『BCヒューズボックス２』を背負っていて、不快に感じることは少なそうです！

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③防水性　ちょっとやそっとの雨ならものともしない強さ！

急に雨が降ってきて、リュックや荷物が濡れてしまうことは少なくありません。

また、生地の素材によっては、汚れやシミが目立ってしまい、「お気に入りだったのに…」と、ガッカリしてしまうことも。

『BCヒューズボックス２』は、防水性をアピールしているリュックではありません。しかし、濡れや汚れに強い『TPEファブリックラミネート』を使っているので、防水性をチェックしてみました。

確認方法は、『BCヒューズボックス２』の中にボックスティッシュを入れて…。

シャワーを３０秒間当てます！

シャワーを止めて『BCヒューズボックス２』を近くで見てみると、水を弾いているのが分かりました。

リュックの中に入れていたティッシュボックスはというと、細かい水滴がちらほら。

開閉口のファスナーの隙間から、水が侵入したようです。

密着性の高い止水ファスナーではないので、仕方がないかもしれません。

それでもファスナー部分にだけ、集中的に水が当たり続けるような状況は考えにくく、普段使いの範囲ならば問題ない性能でしょう！

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④品質　細かい部分にもこだわりあり！丈夫でしっかりとした作り

『BCヒューズボックス２』を検証する中で感じたのは、細かい部分にもこだわりがあるということ。

ファスナーの引き手は持ちやすく、重厚感のある作りをしています。さりげなくノースフェイスのロゴがデザインされているのがおしゃれですね。

作りのよさは、リュックの持ち手部分でも確認できました。生地が二重に折られているので、つかんだ時に安定感があります。

また、リュックのいたるところにカラビナループなどがあり、小物類やサコッシュを吊り下げるのに便利でしょう。

次は『BCヒューズボックス２』の裏地を見るために、裏表をひっくり返してみました！

裏表が逆になっても自立できるのは、作りがしっかりしている証でしょうか。丈夫で耐久性があるのは間違いなさそうです。

四隅やつなぎ目をチェックしましたが、気になるところはありません。

『BCヒューズボックス２』は、長く愛用できるリュックでしょう！

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ノースフェイス『BCヒューズボックス２』を日常使いしてみた

『BCヒューズボックス２』の使い勝手を調べるために、日常使いをしてみました！

主な使い方は、仕事用の道具を持ち運ぶことです。

『BCヒューズボックス２』は容量が大きいので、ノートパソコン２台、ランチボックス、ウォーターボトルなどを入れても、収納スペースに余裕がありました。

片道１時間かかる、自宅と職場の移動時間に『BCヒューズボックス２』を背負うことが多いのですが、肩が凝ったり痛くなったり、不具合を感じることはありませんでした。

ただ気になったのは、サイドポケットが少し使いにくいということ。

背負いながら、サイドポケットに入れた折り畳み傘を取ることができず…。諦めて、リュックを下ろして取りました。

身体が硬い人は難しいかもしれません。

『BCヒューズボックス２』に筆者は納得！

正直なところ、筆者は、どんなリュックでも大差はないと考えていました。「荷物が入って両手が空けば、それで十分じゃないか」といったところです。

ですが『BCヒューズボックス２』を使ってみて、リュックへの印象がガラリと変わりました！

これまで、雨が降ったらリュックの生地が濡れるのは当たり前。生乾きのようなイヤなニオイがする前に、干して乾かしていました。

荷物は入り切らず、ランチボックスは手で持ち歩くのが普通です。場合によってはサブバッグを使っていたので、リュックとランチボックスとサブバッグを持つという、それはまるで、１泊２日の旅行にでもいく身なりでしょう。

パソコン用のスリーブがなく、移動するたびに背中にノートパソコンが当たって痛いことは多々。耐久性を考えていなかったために、１か月しか使っていないにも関わらず、汚れやキズが目立ってテンションがガタ落ちした時も。

こんな手間も面倒もわずらわしさも、『BCヒューズボックス２』にはありません！少なくとも筆者は感じませんでした。

もし時を戻して昔の自分に会えるなら、「『BCヒューズボックス２』を選んだら、ホントに快適だよ」と、伝えます。

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ノースフェイス『BCヒューズボックス２』は「めっちゃラク！」なリュック

何をリュックに求めるのかは、人によって異なりますよね。

「とにかく安いリュックが欲しい！」という人や、「容量は小さくていいから邪魔にならないサイズがいい」という人にとって、『BCヒューズボックス２』は適していないかもしれません。

しかし、たくさんの荷物が入り、多少の雨を気にせず使えるタフさがあって長持ちする、日常生活に寄り添った勝手のいいリュックを探しているのなら、『BCヒューズボックス２』は最適でしょう！

『BCヒューズボックス２』を、筆者はとても気に入っています。

Amazonでは、定期的に『BCヒューズボックス２』がお得になっていることがあるので、商品詳細と併せてチェックしてみてくださいね。

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[文・構成／grape編集部]