子供の遊ぶ声への苦情で公園が廃止 清塚信也の指摘に「まさにそれ」「スッキリした」
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- 出典
- ワイドナショー
集合住宅が増えたことによって、都市部を中心に各地で頻発している騒音問題。
隣人同士のトラブルだけでなく、多数の人が集まる場所があると、近隣住民から苦情が寄せられることもあるといいます。
2022年12月、長野県長野市にある公園で騒音トラブルが発生し、ネットではさまざまな意見が上がりました。
清塚信也、『公園騒音問題』の報道に問題点を指摘
同市では、「子供の遊ぶ声がうるさい」という苦情がきっかけで、公園の廃止が決定されたことが明らかになりました。
苦情を寄せたのは、1人の近隣住民。ほかにも「自分の敷地にボールが入って、植栽が踏み荒らされた」「夜に花火をする若者がいる」といった訴えをしていた模様です。
市は対策を講じてきたものの、借地料がかかり管理が難しいことから、2023年3月をもって公園を廃止することにしました。
ネットでは「1人の住人が苦情を入れ、公園を廃止させた」という言葉が独り歩きし、近隣住民に対する強い批判の声が続出しています。
清塚信也「報道の仕方がフェアじゃない」
同月11日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、今回の騒動について特集。
コメンテーターとして出演する、ピアニストの清塚信也さんは、音楽家の視点でこのように意見を述べました。
今回の騒動で具体的にどれほどの騒音が発生していたかが分からない以上、一方的に近隣住民を責めることに疑問を覚えるという、清塚さん。
また、多くの人がイメージしている公園と、実際に問題になっている公園の規模が異なることも指摘し、情報の伝わり方に問題があるといいました。
続いて清塚さんは、そういった情報の拡散が近隣住民への中傷行為につながる危険性も述べています。
出演者からは、さまざまな騒音による苦痛に共感する声も。
先述したように、騒音問題は以前から問題視されており、過去には大きな事件に発展したこともありました。人によって音の聴こえ方や、不快に感じる音の基準が異なるため、トラブルになりやすいのでしょう。
『騒音』の定義がしっかりと定まっていないからこそ、清塚さんは「こういった話題を問題視するのであれば、ちゃんとした情報を出すべき」と指摘しました。
番組放送後、ネットからは清塚さんの冷静なコメントに共感する声が上がっています。
・清塚さんの言葉に「まさにそれ!」って思った。確かに、もっと情報を伝えるべき。
・騒音被害って本当につらいよ。「小さい公園で子供が数人遊んでるだけ」っていうのは外野の勝手なイメージだよね。
・そもそも騒音だけの問題じゃないしね。「子供の声に1人が苦情」って言葉で一方的に叩かれすぎ。
今回の件について、市は「苦情を入れた住人が公園の廃止を求めたことはない。個人への誹謗中傷は控えてほしい」とコメントしています。
こういったケースは、今回に限らないでしょう。だからこそ清塚さんは、さまざまな情報を得た上で意見を発信する大切さを説いたのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]