「日本の文化はそうなんです」松本人志、お通しにクレームを出す外国人に反論
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- 出典
- ワイドナショー
grape [グレイプ] entertainment
ダウンタウン・松本人志さんが、2018年1月7日に放送されたバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、飲食店の『お通し』に対してクレームをつける外国人に苦言を呈しています。
『お通し』は、アルコールを中心に提供する飲食店で、最初に出される300円程度の料理。
その由来は「調理場に注文を通しました」という意味や、客を席に「お通しする」という意味から来ているといわれています。
しかし、この『お通し』のシステムが原因で、外国人観光客と飲食店がトラブルになるケースが続出しているようです。
「日本の文化はそうなんです!」松本さんがクレームを出す外国人を一刀両断
この日の番組では、これまでの未公開シーンをまとめた特別版を放送。
その中で、「飲食店の『お通し』システムに違和感をおぼえる」という視聴者の意見が紹介されたことから、「『お通し』の必要性」についての議論が展開されました。
視聴者の主張としては「なぜ、頼んでもいないのに、自分の好きでもない料理を食べてお金を払わないといけないのでしょうか」というもの。
また、近年は外国人観光客から、『お通し』に対してのクレームが増加。無料だと思って食べた『お通し』の代金が、会計時に請求されたことでトラブルになるというケースが増えていることが、番組内で紹介されました。
そのため、松本さんは「観光客に関しては…」と前置きして、『お通し』にクレームを出す外国人観光客について、このような意見を展開しました。
まず、松本さんは海外のチップの文化に納得がいっていないと説明。
また、サービスを受けた従業員に対する感謝の気持ちで支払うチップは、お金の代わりに何かをもらえるわけではありません。ですが、お通しは料理…つまり「もの」として提供されている分、システムが理解できると反論したのです。
そのため、外国人観光客は「チップだと思って支払うべき」というのが松本さんの主張です。
また、『お通し』のシステムを、江戸時代からの日本の伝統的な話芸である落語に例えて、このように説明しています。
落語は枕、本題、落ちの3パートで構成されているのが基本。いきなり本編に入るのではなく、本編に入る流れを作る枕のような役割を『お通し』はもっていると落語に例えて解説しました。
芸人の松本さんらしい例えかた。チップとの比較も含めて、とても説得力のある意見ですね。
モーリーさんからはこんな提案が!
ハーバード大学卒のタレントである、モーリー・ロバートソンさんがコメンテーターとして出演。モーリーさんは、外国人観光客と飲食店が、『お通し』お通しが原因でのトラブルを減らすための案として、このような意見を述べました。
『お通し』という言葉を使うのではなく、いっそのこと『チップ』と表記してしまったほうが、外国人観光客は納得してくれるのでは、というものでした。
また、タレントの堀口ミイナさんは、こう提案しています。
アメリカでは『お通し』の制度はないものの、バーなどで『シーティングチャージ』と呼ばれる席料について定められたサービス料は請求します。外国人観光客には、席料として請求するのも1つの手ではないか、という考えです。
視聴者の意見は?
・私も『お通し』はできるならカットしたいけど、チップよりは納得できる。
・確かに日本人でもお通しをカットしたい人もいるわけだから、外国人観光客はより理解できないよね。
・松本さんがいってることに納得です。日本のルールに従うべき。
・『お通し』がカットできる店もあるけど、そんなのなかなか分からないよね。
・確かに『チップ』と表記するのはいい案かもだけど、海外の人になんで合わせないといけないの?って気持ちもあるよね。
国ごとに文化の違いがあることは、当然のこと。
チップのシステムに私たちはなじみが薄いように、外国人観光客もお通しの制度にビックリするのも、仕方がないことかもしれません。
[文・構成/grape編集部]