行方不明のおじいさんが見つからない… 捜索隊が考えた斜め上の『作戦』とは?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
2022年11月、メキシコで84歳の男性が自宅を出たきり、行方不明になりました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、男性の名はドン・グレゴリオ・ロメロさん。意識が朦朧とした状態で徘徊し、家に帰れなくなったと思われました。
心配した家族が町中を探しましたがドンさんは見つからず、砂漠地帯で迷子になった可能性が出てくる事態に。
家族は自治体に助けを求め、捜索隊と救助犬が砂漠地帯の捜索をスタートしました。
しかし、ドンさんの足取りの手がかりはないまま、1週間が経過。
次第に彼の生存の可能性が薄れつつある中、捜索隊はドンさんのことをもっともよく知る存在に頼ることにします。
それは…ドンさんの愛犬のパロモ。救助犬の訓練を受けたことがないパロモに、最後の望みをかけて捜索を手伝ってもらうことにしたのです。
愛犬は大好きな飼い主を見つけられるか?
捜索隊はドンさんが最後に目撃された場所に、パロモを連れて行きました。
すると、パロモはどこかへ向かって歩き始めたのです。
そのままパロモは捜索隊を率いて、砂漠地帯の丘や道路、渓谷の間を通り抜けていったとのこと。
そして3km近く歩き続けた先で、ついにドンさんが見つかったのです!
ドンさんは脱水症状を起こしていましたが、命に別状はありませんでした。
その後、ドンさんが病院に運ばれると、パロモは心配そうに病院の外で彼の退院を待っていたそうです。
捜索隊のメンバーであるデボラさんがこの出来事についてFacebookに投稿すると、喜びの声が上がりました。
・無事に見つかってよかった!まさしく奇跡だ。
・犬の飼い主への忠実さと、彼らの本能のすごさを見せてもらったね。
・4本足のヒーローが主人に抱く愛の大きさに感動した。
熟練した捜索救助犬でも探せなかったドンさんの行方を、見事に見つけたパロモ。
それほどまでにドンさんとパロモの絆は強いのでしょう。
飼い主の命を救ったパロモの活躍は、映画化してほしいくらい感動的ですね。
[文・構成/grape編集部]