仕事前に子供の夕飯を作る母親 考案したヒット商品に「オムライスの顔が崩れない」「即買いした」
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食べきれなかったおかずや、帰りが遅い家族用に取り分けた料理などに、ラップをかけて保存する人は多いでしょう。
ピタッと密着してほこりから食べ物を守れるラップですが、料理との間に隙間が作れず、盛り付けや飾りが崩れてしまうことがありますよね。
そこで、筆者が注目したのはラップから料理のデコレーションなどを守る『ママの手』です。
名前のとおり、手の形をしており、くり抜かれた笑顔がキュートな商品。
例えば、オムライスの上にかかったケチャップやケーキの生クリームはラップに付いてしまいがちですが、『ママの手』を使用すれば、作りたての形をそのままに保存しておけるのです!
使い方は簡単で、お皿のフチに同グッズを2~3枚挟み込み、覆うようにしてラップをかけるだけ。
実際に皿にセットしてみるとほどよいフィット感です。ラップをかけるのにピッタリな空間を作ることができました。
力を使わずに簡単にセットできるので、子供にも扱いやすいのがありがたいですね。
あとはママの手の上からラップをかれば完成。料理にラップがかからないため、デコレーションなどを崩さずに保存できます。
心なしかオムライスのスマイルも嬉しそう…!
電子レンジにも対応しているため、食べる直前まで料理の形状を保つことが可能です。
万が一、汚れてしまった場合は、水で洗えるので衛生面もばっちり。
販売元に『ママの手』の開発秘話を聞く!
ありそうでなかった画期的アイテム『ママの手』。同商品を販売している株式会社フォーラル代表の石田義貴さんに話をうかがいました。
――同商品を開発しようと思ったきっかけは?
発案者は 当社の女性スタッフでした。
彼女はシングルマザーで、子供たちのご飯を準備してから仕事に行くのですが、ラップするとオムライスに描いた顔が潰れたり、せっかくのケーキのクリームがくっついてしまったりすることが気になっていたようです。「何かいい商品を作れないかな」と思い、発案したと聞きました。
――なぜ『手の形』にしようと思ったのか?
ママが『手で守っている感』を出したくて、この形にしました。
笑顔を入れているのは、子供にほほ笑みかけているイメージを形にしたかったのです。
――エピソードやデザインに温かみを感じる同商品。こだわりポイントは?
いろいろな形状のお皿に取り付けできるよう試行錯誤の末、この型状になりました。
厚みの制約はありますが、ほとんどの市販のお皿に使用できますよ。
――商品化するにあたり、苦労したことは?
分厚いお皿に取り付けた際に、ツメが折れたり、『ママの手』が硬すぎたりして、取り付けできないことがありました。
この形状にたどり着くまでに、10回ほどサンプルを作って完成した商品です。
――『ママの手』を使用する際の注意点は?
間違ってもオーブンやトースターなどで使用しないでください。電子レンジは使用可能です。
――現在までの販売数や購入者からの反響は?
白色で約10万個、ピンク色で約4万個の販売実績があり、「ケーキをきれいに取り置きできた」など喜びの声をいただいています。
あるようでなかった商品なので、見た瞬間「これだ!」と即買いしたと、購入者から手紙もいただきました。
開発秘話から伝わる、母親の愛情たっぷりのラップ用アーム『ママの手』。みなさんも一度使ってみてはいかがでしょうか。
食べ物がラップにつかない ラップ用アーム ママの手 ホワイト 3個入
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[文/キジカク・構成/grape編集部]