トウモロコシが歯に詰まらない!『粒取り名人』を使ったら想像より快適だった
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夏の味覚、トウモロコシのシーズンがやってきました。
筆者はトウモロコシが大好きなのですが、豪快にかぶりつくと歯に詰まるなどして、スマートに食べることができません。
そこで、知人が愛用しているというトウモロコシ専用のスプーン『粒取り名人』の存在を聞きつけ購入。
早速、使ってみたのでご紹介します。
『粒取り名人』の効果は?
パッケージには、リアルなトウモロコシの写真が載っていて、商品への期待感を膨らませます。
『根元からまるごときれいにとれる』と書いてあり、『粒取り名人』の実力に期待が高まりますね!
使い方は『スプーンの先端をトウモロコシの粒の根元に当てて、芯に沿って滑らせる』とのこと。
スプーン状の形状が粒の根元にフィットしやすく、力を入れすぎずにスッと差し込めるよう設計されているようです。慣れるまで少し角度の調整が必要かもしれませんが、コツをつかめばリズムよく作業できます。
説明書きの通りに挑戦してみると、確かにスルスルと粒が取れて気持ちいい!あっという間に、1列の実をとることができました。
粒が芯からきれいに外れるため、歯に詰まりやすい薄皮部分まで一緒に取れる印象です。かぶりついたときに残りがちな根元の実も、しっかり剥がれてくれます。
その後は、隣の粒に親指の腹を添えて『粒取り名人』を斜めに傾けると、簡単に粒が剥ぎ取れます。
粒取り名人を使う際の注意点
一方で、ゆでたてなど熱々の状態では芯が柔らかくなり過ぎて、うまく力が伝わりにくい場合もあるようです。粗熱が取れた状態で使うと、より安定してきれいに粒を取れます。また、粒を剥がす際に果汁が飛び散ることがあるため、調理台や衣服の汚れには注意が必要です。
トウモロコシへの情熱が生んだ発明品
同商品は、自動車メーカーに長年勤めていたという、藤田博昭さんが開発したもの。
トウモロコシが大好きな藤田さんは、トウモロコシの実を効率よく取るために何年も試作改良に取り組み『粒取り名人』を開発したそうです。
本記事では藤田さんに『粒取り名人』の開発秘話についてうかがいました。
―この商品はどのように商品化された?
アイディアクラブや発明コンクールで賞をとったことでメーカーに興味を持って頂きました。
そして、株式会社三陽プレシジョンの小島裕司社長から直々にオファーを頂き、商品化してもらったのです。
―発明とはロマンがある!実際に契約はどのような形で結ぶ?
契約金は15万円、実施料卸価格の3%です。つまり1つ売れるごとに、商品の卸価格の3%が対価として支払われますね。
―お客さんの反応は?
『粒取り名人』の発売開始から9年。地元JAの直売所に営業活動を行い、トウモロコシのシーズンになると店頭で販売していただいています。
ほかにも、マスコミで紹介してもらい、現在もたくさんの方にご注文いただいています。
発売から9年にわたって愛用者が増え続けているという事実は、この道具の使い勝手の良さを物語っているといえます。
―ここまでの道のりは大変だった?
はい。試作品は7本以上、試作に使ったトウモロコシは60本以上です。
トウモロコシの豊富な栄養素は粒の根元にあるのですが、びっしり並んだ粒はそう簡単には取れないので、試行錯誤を繰り返しました。
(本人提供)『粒取り名人』が完成するまで藤田さんが試行錯誤した試作品の数々
商品化をした、株式会社三陽プレシジョンの小島裕司社長によると、「藤田さんの発明に対する情熱が私の心を動かした」とのこと。
確かに「最初トウモロコシの一列の粒をどのようにして、剥がして取るのか」だけで6年の歳月がかかったという藤田さんのトウモロコシへの情熱は、なかなかマネできるものではありません。
これからも発明を続けていくという藤田さん。今後、どんな商品を見せてくれるかが楽しみですね!
[文/キジカク・構成/grape編集部]