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酒好きの男性が思いついた人気商品に「スポッと開いた」「居酒屋バイトも感謝」

By - キジカク  公開:  更新:

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熱燗や水割り、カクテルなど、さまざまな飲み方を楽しめる日本酒。

酒好きの筆者も、仕事の疲れを日本酒でリフレッシュさせている日が多くあります。

しかし、日本酒の一升瓶のフタは、頑丈で開けるのに結構力がいりますよね。

先日、押し込み蓋を手軽に開栓できるという『SAKE OPENER 蔵開き(以下、『蔵開き』)』を発見。実際に購入して実力を確かめてみることにしました!

『蔵開き』は名前のとおり、蔵のイラストが施されたとてもかわいいデザイン。

材質はステンレスで、大きさは約幅4cm、全長6cm、 高さ1.2cmほどの手のひらサイズです。

裏を見てみるとシンプルな作りながらも、絶妙な角度が付いており、こだわりを感じますね。

使い方はいたって簡単で、押し込み蓋と瓶の間に『蔵開き』を差し込み、上に軽く引き上げるだけ!

早速、一升瓶を簡単にあけられるか実践してみましょう!まずは一升瓶の押し込み蓋に『蔵開き』を装着します。

フタと瓶の間に『蔵開き』がはまったという感触があったので、少しに持ち上げてみましょう。

力をほとんど入れていないのですが、フタが少し浮き上がり始めているのを感じます。

驚くほど簡単にフタがあいてビックリ!スポッと抜ける感覚があるので、とても気持ちいいですよ。

これは日々晩酌をする人にとってはかなり重宝しそうな一品です。

写真のようにフタが挟まった状態で置いておくこともできるので、床に転がり落ちてしまう心配もなく、衛生面でも安心な『蔵開き』。

付属品のチェーンを付ければ、ボトルにかけておくこともできるので、どこにしまったか探し回る心配もありません。

力の弱い筆者でも苦戦することなく無事に一升瓶をあけられて感動しました。

収納面にまで配慮されたムダのない設計もありがたいですね!

清潔かつ、手軽にスポッと開栓できる『蔵開き』を発明した人は、一体どのような人物なのでしょうか。

『蔵開き』の開発者である秋山誠治さんに開発秘話を聞いてみました。

きっかけの1つは自宅での晩酌が増えたこと

―商品の開発に至った経緯は?

コロナ禍でのステイホーム中に家で晩酌する機会が増え、日本酒を一升瓶で購入して飲む機会が増えたことが一番のきっかけです。

ほかにもNHKの連続テレビ小説『まんぷく』で、カップラーメンの生みの親である安藤百福さんが、50歳でカップラーメンを開発したということを知り、刺激を受けましたね。

安藤百福さんとは雲泥の差がありますが、共感を覚え、「このまま腐ってはいかん!」「50歳までに俺も何かをやってやろう」と思い、世の中にあるどんな小さな不便や不安でもよいから解決していこうと決意しました。

―秋山さんにとって安藤百福さんもきっかけの1つだったと。

そうですね。私は長年研究職に携わっていたのですが、なかなか成果を上げることができなかったのです。

「会社から与えられるテーマで無理なら自分自身で作ろう」と、あれこれ考えていた矢先にステイホーム期間に突入。

一升瓶の押し込み蓋が開けにくいことに不満を覚え、作り始めた次第です。

2020年の8月から秋山さんは、100円ショップ『ダイソー』の商品や、お菓子の缶などを利用しながら試作を繰り返し、同年12月には精密板金加工などを手がける『トネ製作所』に制作を依頼。

デザイン変更を4回ほど実施して、2021年3月に『蔵開き』を完成させたそうです。

秋山さんがつくった試作品の1つ

2021年には7月にはネット通販をスタート。評判は上々で、約1年で日本酒愛好家をうならせる商品を開発されたのは、本当にすごいことですよね。

『蔵開き』は今や、居酒屋などの飲食店からも注文が入るほど大人気ぶり!日本酒のフタを開けるのに苦戦していた多くの店員たちの手助けにもなっているようです。

2022年4月には、日本酒のソムリエともいえる唎酒師(ききさけし)の資格も取得した秋山さん。

日本酒愛好家も一目置く『蔵開き』を試してみてはいかがでしょうか。


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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