『枝豆』と『大豆』の違いは?黒豆や小豆、もやしとの関係も徹底解説!
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枝豆と大豆は、どちらもスーパーで見かける身近な食材ですが、改めて違いを聞かれると迷ってしまうのではないでしょうか。
実は、枝豆と大豆は同じ植物ですが、収穫するタイミングが違います。それぞれの特徴や栄養価の違いを把握することで、目的に応じた食品を選べるようになるでしょう。
本記事では、枝豆と大豆の関係性や違いについて解説します。黒豆や小豆、もやしについてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
枝豆と大豆は同じもの?違いは何?
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枝豆と大豆は、もともと同じ植物から育ちます。見た目や呼び名が異なるのは、収穫するタイミングが違うためです。
枝豆とは、大豆がまだ若く、さやが緑色の未熟なうちに収穫されたものを指します。一方で大豆は、枝豆が畑でさらに成長し、完熟して茶色く乾燥したものなのだとか。
枝豆は、青々とした成長の途中で収穫され、夏によく流通します。2025年現在では、品種改良が進んだ結果、枝豆の品種は400種類を超えるといわれているようです。
『黒豆』『小豆』『もやし』は枝豆や大豆とどう関係している?
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『黒豆』『小豆』『もやし』についても、枝豆や大豆の仲間なのか気になるところではないでしょうか。
ここでは、それぞれの豆が枝豆や大豆とどのような関係にあるのか、詳しく解説します。
黒豆も大豆の一種
黒豆は、大豆に分類される品種の1つのようです。正式名称は『黒大豆(くろだいず)』であり、名の通り黒い皮を持つ大豆を指します。
いずれも同じ大豆ですが、品種が違うため名前や用途も変わるようです。黒大豆が未熟な状態のものが『黒枝豆』として流通しているといいます。
黒枝豆を畑で完熟させて乾燥させたものが、黒豆です。
小豆(あずき)はまったく別の種類の豆
大豆と小豆は、植物の分類上、別の種類の豆とされています。大豆はマメ科ダイズ属で、小豆はマメ科ササゲ属です。
見た目にも違いは明らかで、小豆は大豆と比べて粒が小さく、コンパクトな形状をしているといいます。
また、乾燥した小豆は、特有の赤みがかった茶色い見た目であることが特徴です。
もやしは大豆を発芽させた状態
もやしは、大豆や黒豆、緑豆などの豆類や穀物の種を暗い場所で発芽させた新芽を指します。
スーパーで販売されているもやしの多くは『緑豆もやし』のようです。クセがなく食べやすいため、さまざまな料理に使われます。
あわせて、もやしと枝豆の関係についても整理しておきましょう。もやしは、光を当てずに室内で栽培されるのが一般的です。
一方、枝豆は畑で太陽の光をたっぷり浴びて育った株にできる、未熟なさやを収穫したものをいいます。そのため、『もやし』と『枝豆』は育てる環境や収穫するタイミングが異なるようです。
枝豆や大豆などの栄養成分の違いを比較
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成長段階が違う枝豆と大豆では、含まれる栄養成分にも違いが見られるのだとか。大豆は『畑の肉』と称されるほど、栄養価が高い食品とされています。
文部科学省の日本食品標準成分表によると、枝豆やもやしは『野菜類』に、大豆や黒豆、小豆は『豆類』に分類されるようです。
それぞれの栄養成分を比較してみましょう。以下はすべてゆでた場合の数値です。
表を見ると、たんぱく質や食物繊維の含有量は、成熟した大豆や黒豆が多いことが分かります。
一方で、未熟な状態で収穫される枝豆には、ビタミン類やミネラルを豊富に含み、鉄分や葉酸を、大豆よりも多く含有しているようです。
また、黒豆の黒い皮はポリフェノールの一種であるアントシアニンを、小豆は食物繊維やビタミンB群を多く含んでいるといわれています。
もやしは低カロリーながら、ビタミンCやカリウム、葉酸を含んでいる点が魅力です。
【使い分け】枝豆、大豆、黒豆、小豆のおすすめの食べ方
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それぞれの豆の特性を生かせば、料理の幅が広がるかもしれません。
ここでは、おすすめの食べ方や調理のコツを紹介します。
枝豆はゆでるだけでおいしく食べられる
枝豆の魅力は、手軽に調理できる点です。シンプルに塩ゆでするだけで、豆本来の甘みと旨味を存分に楽しめるでしょう。
おいしい枝豆を選ぶには、まずさやの状態を確認することが必要です。表面のうぶ毛がしっかりと残っているものが新鮮な枝豆といわれています。
また、鮮やかな緑色をしているかどうかも大切なポイントです。豆の大きさがそろっており、さや全体に厚みとふくらみが感じられるものを選ぶとよいでしょう。
枝豆をゆでる手順は以下の通りです。
ゆでるだけでなく、さやごと焼いて『焼き枝豆』にすると、香ばしさが加わりまた違ったおいしさが楽しめます。
好みに合わせて、さまざまな調理法を試してみましょう。
大豆はさまざまな料理に使える万能食材
乾燥大豆は、水で戻してゆでることで、さまざまな料理に使える万能食材に変わります。
煮物やサラダ、スープの具材、ひき肉と合わせて作るチリコンカンなど、活用の幅が広いことが特徴です。
ゆでた大豆は冷凍保存も可能で、約1か月間保存できるとされています。
ゆで汁には大豆の旨味が溶け出しているので、捨てずにスープや味噌汁のだしとして活用するのもおすすめです。
黒豆と小豆は甘露煮や和菓子に適している
煮た黒豆は、サラダや豆ごはん、塩大福などにも活用できるでしょう。
小豆は乾燥豆ですが、豆の表皮から吸水しにくいため、浸水の必要がありません。浸水させるよりも煮るほうが水を吸いやすく、火が通りやすくなるのだとか。
ただし、浸水させると皮が破れやすくなる点には注意が必要です。甘く煮ることで、ぜんざいやおしるこなど、さまざまな料理に活用できます。
もやしは節約の強い味方
もやしは、天候に左右されず安定生産できるため、年間を通して価格が比較的おさえられている点が魅力です。
食費をおさえたい時の強い味方でありながら、食物繊維やビタミンなどの栄養も含まれているといいます。
クセのない味わいで、炒め物や和え物、サラダ、スープなど、どんな料理にも合わせやすい点が嬉しいポイントです。ただし、もやしはあまり日持ちしないため、購入後は早めに使い切る必要があります。
3~7日以内に使い切れる場合は、袋から出して水に浸し、冷蔵庫で保存しましょう。この時、1〜2日ごとに水を交換すると鮮度を保ちやすくなるといわれています。
すぐに使わない場合は、冷凍保存も可能です。洗って水気をしっかり切ってから保存袋に入れれば、約1か月持つとされています。
ただし冷凍すると食感が変わるため、スープや炒め物などに活用するのがよいでしょう。
大豆アレルギーがある人は枝豆や黒豆は食べられる?
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大豆アレルギーを持つ人は、枝豆や黒豆、もやしを食べることを控える必要があります。
大豆アレルギーは、大豆に含まれる特定のたんぱく質が原因となって発症するといわれているためです。
枝豆や黒豆、もやしは、それぞれ収穫時期や品種、状態が違うだけで、原因となるたんぱく質を含んでいるのだとか。
アレルギー反応が出ると、口の中のかゆみやノドの違和感、じんましん、腹痛、吐き気などの症状が現れることがあるため、注意が必要です。
重篤な場合は、呼吸困難や意識障がいを伴うアナフィラキシーショックを引き起こす危険性もあります。
ナムルやビビンバに使われるもやしは、大豆の豆が付いたまま調理されている場合もあるため、外食の際や加工品を購入する際は、原材料の表示を必ず確認しましょう。
枝豆は成長途中の大豆を収穫したもの
本記事では、枝豆と大豆の違いやほかの豆類との関係性について解説しました。
枝豆は若いうちに収穫された大豆であり、見た目や用途に違いがあるものの、同じ植物に由来する食品です。
豆類においては、品種や収穫時期によって栄養価や使い道が変わるといいます。それぞれの特徴を理解しておくことは、食材選びをするうえで大切です。
大豆アレルギーがある人は、枝豆やもやしなどの大豆由来の食品にも注意が必要なため、表示や原材料を確認しましょう。
※この記事は、一部文部科学省のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]