洗顔で床をびしょ濡れにする夫 妻の注意から生まれた『商品』に「すごく便利」「袖まくり不要」
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平日の朝は家族の朝ご飯の準備をしたり、子供を幼稚園へ送ったり、とにかく時間との勝負の筆者。
忙しさのあまり、「顔を洗ってきてね」と子供を1人で洗面台に行かせることがあるのですが、戻ってきた子供の服を見てみると、袖がびしょ濡れで困ることも…。
そんな時、筆者の父親が車の洗車時に愛用している腕カバーを洗顔時にも使っているという話を聞いて、筆者も購入。
その商品とは…『リング付腕カバー ぬれないわ』です。
『袖ぬれ、床ぬれ、防止に』と書いてあり、まさに筆者が欲しかったアイテム!名前のとおり「ぬれないわ!」と喜びたいものです。
まずは中身を見てみましょう。
通常の腕カバーと大きく違う点は、手首付近がふくらんでいるところでしょう。
ふくらみが気になり取り出してみると、弾力性のある黒いゴムリングが入っていました。
防水生地の腕カバーとゴムリングの組み合せによって、ペラペラとした防水生地に日本刀の鍔(つば)のような立体構造を作り出しているのですね。
ゴムリングのおかげで手首部分が10cm程ふくらんでいるので、手のひらからあふれる水をさえぎってくれそうです。
早速、洗顔時に6歳の娘の腕に装着します。
筆者は横で見ていましたが、小さな手からこぼれた水をリングが下方へと流し落としてくれました。
「袖まくりをしなくていいし、らくらく!」と娘も大絶賛。
筆者の母親も「使わせて」といい、『ぬれないわ』を装着して皿を洗い始めました。
サイズはゴムで調節が可能なので、子供でも大人でも利用できるのが嬉しいですね。
「さっとはめられて便利ね」と筆者の母親も大感激。いろいろな用途で使えそうだと思いました。
ありそうでなかったアイテム『ぬれないわ』を開発した人は、シニアの発明家として活躍している藤田博昭さん。
なんと『ぬれないわ』はアイディアを思いついてから商品化まで、10年の月日を費やしたといいます。
実際に藤田さんから詳しく話を聞いてみましょう!
『ぬれないわ』開発のきっかけは妻のひと声!
――『ぬれないわ』を開発したきっかけは?
実は妻に「床がビショビショですよ!」と注意されたことがきっかけです。
洗面台の床が濡れていた理由は、私の洗顔が原因。もともと袖が濡れるのは諦めていたのですが、まさか水滴が床にまで落ちていたとは驚きでした…。
このことをきっかけに私が解決しようと思いました。
――妻のひと声がきっかけだったとは…!
「自分の洗顔方法が悪いのだろうか」「ほかによい洗顔の方法があるのだろうか」とネットで調べてみたのですが、問題を解決してくれそうな商品はありませんでした。
――商品化するまでに、大変だったことは?
ふくらみの効果を確かめるため、何度も試作品を作ったことです。
雨がっぱを着て、何度も車を洗い試作品の実験を繰り返しましたね。
しかし、国内の大手ゴムメーカーに企画提案書を送って売り込みもしましたが、不採用通知が届いてしまいました。
その後も諦めることなく開発を続けたという藤田さん。
2019年には自らの会社『アイデア工房Hiro』を立ち上げ、今は本商品の製造から販売まで一貫して担当しているそうです。
水の流れを何度も繰り返し確かめる藤田さん
日常生活を送る中で、水濡れの不快さを感じている人におすすめの同商品。気になった人は使ってみてはいかでしょうか。
リング付 腕カバー「ぬれないわ」 ※送料¥250(3個まで) ko-08805-ringutu
[文/キジカク・構成/grape編集部]