海のゴミ箱がすごい! 単純だけど驚きの成果
公開: 更新:


行政が『ヒモ付きの水筒』に注意喚起 内容に「ゾクっとした」「考えもしなかった」ストラップ付きの水筒は、重たい水筒でも肩に掛けることで負担が少なくなる優れもの。遠足や長時間の外出にも適しているでしょう。 しかし、ストラップ付きの水筒が原因の事故が起きていることから、行政が注意をうながしています。

貼り出された『注意書き』に反響 内容に「いいアイディア」「目に入ってほしい」早川公(@hayakawa_ko)さんが郵便局のATMで見つけた『注意書き』に注目が集まりました。
『俺たちの海が汚れるのは許せない…』
そう語るのは、オーストラリアに住む、ピート・セグリンスキさんとアンドリュー・タートンさん。
出典:YouTube
二人は幼い頃から海で遊ぶのが大好きで、心から海を愛していました。そして海に浮かぶゴミに疑問と憤りを感じていたのです。
自分たちに出来ることはないか…そこで二人が考え出したのは「海のゴミ箱」でした。
「Seabin」
二人が発明したのは「Seabin」という海のゴミ箱。
出典:YouTube
まずは「Seabin」の素晴らしさをご覧ください!
海に浮かぶビニール袋やペットボトル、オレンジの皮までどんどん吸い込んでいきます。
「Seabin」の素晴らしい点は、24時間稼動が可能なことと、ゴミだけを吸い込むこと。4年間の実験で魚が入っていたことは一度もないそうです。
出典:YouTube
仕組み
「Seabin」の仕組みはとてもシンプルです。
海水ごとゴミを飲み込み、「Seabin」の底にあるパイプから、ろ過装置を通って海水だけを海に戻すというもの。
出典:INDIEGOGO / SEABIN
シンプルな作りなので、低コストでメンテナンスも簡単だそうです。
現在、クラウドファンディングを通して資金を集めている二人。早ければ2016年半ばに商品化できるとのことです。
INDIEGOGO / SEABIN
「Seabin」が吸い込めるのは小さな浮遊物だけですが、ほとんどが人間の出したゴミ。私たちの後始末をしてくれるありがたい存在です。
『海を守りたい』という純粋な気持ちが生んだ素晴らしい発明。
こういった発明が増えていくのはもちろん望ましいこと。でも、ゴミの後始末を任せきりにして知らんぷりをしていたら、そもそもの解決にはなりません。私たち人間一人ひとりが自分たちの行動を見直すことも重要なのではないでしょうか。
出典:INDIEGOGO / SEABIN