海のゴミ箱がすごい! 単純だけど驚きの成果
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ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
消防局「法律で禁止されています」 注意喚起に「気を付けます」もしも、火災が発生した場合、頼みの綱となるのが、消防局です。消火する際には、消火栓や防火水槽の水が使用されるのですが、普段、どこにあるか意識していますか。
『俺たちの海が汚れるのは許せない…』
そう語るのは、オーストラリアに住む、ピート・セグリンスキさんとアンドリュー・タートンさん。
出典:YouTube
二人は幼い頃から海で遊ぶのが大好きで、心から海を愛していました。そして海に浮かぶゴミに疑問と憤りを感じていたのです。
自分たちに出来ることはないか…そこで二人が考え出したのは「海のゴミ箱」でした。
「Seabin」
二人が発明したのは「Seabin」という海のゴミ箱。
出典:YouTube
まずは「Seabin」の素晴らしさをご覧ください!
海に浮かぶビニール袋やペットボトル、オレンジの皮までどんどん吸い込んでいきます。
「Seabin」の素晴らしい点は、24時間稼動が可能なことと、ゴミだけを吸い込むこと。4年間の実験で魚が入っていたことは一度もないそうです。
出典:YouTube
仕組み
「Seabin」の仕組みはとてもシンプルです。
海水ごとゴミを飲み込み、「Seabin」の底にあるパイプから、ろ過装置を通って海水だけを海に戻すというもの。
出典:INDIEGOGO / SEABIN
シンプルな作りなので、低コストでメンテナンスも簡単だそうです。
現在、クラウドファンディングを通して資金を集めている二人。早ければ2016年半ばに商品化できるとのことです。
INDIEGOGO / SEABIN
「Seabin」が吸い込めるのは小さな浮遊物だけですが、ほとんどが人間の出したゴミ。私たちの後始末をしてくれるありがたい存在です。
『海を守りたい』という純粋な気持ちが生んだ素晴らしい発明。
こういった発明が増えていくのはもちろん望ましいこと。でも、ゴミの後始末を任せきりにして知らんぷりをしていたら、そもそもの解決にはなりません。私たち人間一人ひとりが自分たちの行動を見直すことも重要なのではないでしょうか。
出典:INDIEGOGO / SEABIN