83歳主婦が開発した目薬サポート『アカンベー』 3万個売れた理由を正直レビュー

By - キジカク  公開:  更新:

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キジカク

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乾燥する時期になると起こりやすいのが目のかゆみ。筆者の家では目の不快感を緩和するために、目薬が欠かせません。

特に高齢の母親は目薬をさすのが苦手なようで、点眼時につい目をつぶってしまいがち。

母親のためにも「何かよいものはないか」と探していたところ、失敗なしの目薬サポート『アカンベー』という商品を発見!早速試してみることにしました。

白とピンクの本体が2個セットになっている同商品。

筆者は母親と1個ずつ使いますが、1人で使う場合には、自宅用と携帯用と分けて使っても便利そうです。

パッケージの下には『平成11年度「なるほど展」 日本商工会議所会頭賞受賞』『平成10年度「オール発明コンクール」特別賞・東久邇宮記念賞受賞』という文字が。さまざまな賞を受賞した発明品のようですね。

本体はコンパクトなサイズで、目薬ボトルに取り付けても持ち運びの邪魔になりにくい点も魅力です。ただし、目薬の形状によっては取り付けられない場合もあるため、購入前に手持ちのボトルの形状を確認しておくとよいでしょう。

目薬サポート『アカンベー』の使い心地は?

使用法は目薬容器のさし口と『アカンベー』の先端を、ほぼ同一の高さに取り付けるだけ。

ただし、目薬の形状によっては使えない場合もあるので、裏面の『使用できない容器』を見てから購入してください。

それでは、商品を取り出しましょう。

裏面に両面テープが付いているので、はがします。

『アカンベー』の先端を目薬容器のさし口と同じくらいの高さに取り付けたら、でき上がり!

あっという間にできましたが、これで目薬がさしやすくなるのか、気になるところです。

『アカンベー』の先端を目の下に当てて頬のほうに引き下げ、アッカンベーをするように まぶたを開けます。

確かに『アカンベー』を使うと目薬の差し口が固定されるので、ブレることなく確実に点眼できそうです。

先端部分が直接肌に触れる構造のため、使用後は清潔に保つことが大切です。複数人で使い回す場合は、衛生面への配慮も忘れずに行いましょう。

眼球に点眼するのではなく、下まぶたの中に液を落とすイメージで使いましょう。

花粉症で目薬が手放せない母親も、2回目で無事成功。「今まで指で目を開いて点眼していたけど、これならコツをつかめば簡単にできるわね!」と大喜び。

1回目は慣れない動作で戸惑う場面もあったようですが、2回目以降は手順が体に馴染んでくるようです。慣れるまでに多少の練習が必要な点は、念頭に置いておくとよいでしょう。

目薬が苦手な人に向いている理由

従来の点眼方法では、指でまぶたを引き下げながら目薬ボトルを持つという動作を同時に行う必要があります。手が震えやすい高齢の人や、目に何かが近づくと反射的に目を閉じてしまう人にとって、これは意外と難しい作業です。

『アカンベー』はまぶたを開く動作と目薬ボトルの固定を一体化した構造のため、その難しさを大幅に軽減できるようです。花粉の季節や乾燥が続く時期に毎日使うアイテムだからこそ、こうした小さな工夫が日々のストレスを減らしてくれます。

『アカンベー』の開発者に話を聞いてみた!

『アカンベー』の開発者は、自身も目薬をさすのが苦手だったという小林好子さん。

2023年現在、83歳という小林さんに商品の開発秘話をうかがってみました。

商品を持ちほほ笑む小林さん

―この商品を作ったきっかけは?

私は不器用で、点眼する時、ほっぺやおでこを濡らしてしまうんです。

世の中には「私と同じような人がきっといるのではないか」と思い、あれこれ考え始めたんですよ。

「自分が困っているなら同じ悩みを持つ人もいるはず」というシンプルな発想が、3万個超の大ヒット商品につながりました。生活者の視点から生まれたアイデアだからこそ、多くの人の共感を呼んだのでしょう。

―『アカンベー』を発明したのはいつ頃?

1998年頃に発明し、8個取りの型で夫に樹脂を流し込んでもらい、手作りで作っていました。

ところが、どんどん売れて生産が追い付かなくなったので、40万円で金型を作り、本格的な樹脂成型品として販売に踏み切りました。

手作りからスタートし、需要の高まりに応じて本格的な製造設備に投資した経緯は、個人発明家ならではの成功ストーリーです。発明から約25年が経った今も販売が続いていることが、商品の完成度の高さを物語っています。

―これまで3万個以上売れているそうですが、成功の秘訣は?

ネーミングがとてもよかったのではないでしょうか。

発明した当初は『目薬案内』という名前でした。しかし、使っている様子を見た発明仲間の「まるでアッカンベーしているみたい」という言葉を参考にして、『アカンベー』への改名を決断しました。

その後、商品名が面白かったのか、多くのメディアが取り上げてくれたのがよかったのだと思います。

『目薬案内』という機能説明型の名前から、動作をユーモラスに表現した『アカンベー』へ。この改名が商品の認知度を大きく押し上げたというのは、ネーミングの重要性を改めて感じさせるエピソードですね。

1998年頃に作成した8個取りの型

小林さんは、終始楽しそうな表情で語ってくれたのが印象的でした。今後についてうかがったところ、「まだまだ日常の不便を解決すべく、発明は続ける」とのこと。

点眼が苦手な人もストレスフリーになる『アカンベー』は、花粉の季節にも重宝しそうなアイテムですね!


[文/キジカク・構成/grape編集部]

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