女子高生が大発明! 干ばつ地域を救う『新素材』に熱い注目集まる
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雨が降らないことで引き起こされる、干ばつ。
年々進行し続けている干ばつは、農作物に深刻な影響を与え、エチオピアやパプアニューギニアでは飢えによる犠牲者も出ているといいます。
そんな中、16歳の少女が発明した『素材』が、干ばつに苦しむ地域を救うと期待されています!
南アフリカ出身の16歳
彼女の名は、キアラ・ニルゲン。過去20年間で最悪の干ばつに見舞われている、南アフリカに住んでいます。
※写真左が、キアラさん。
彼女は「水分を保持することができる特殊なポリマーのような素材が干ばつ被害の解決につながるのでは?」と考えました。
しかし、現在利用されているポリマー素材は、有害な化学物質を大量に含む合成素材で、土の中で分解されにくいという問題点があります。
また、干ばつに苦しむ国の多くが貧しく、費用が高すぎる欠点も抱えています。
自然由来の優しい素材
そこでキアラさんが注目したのは、果物でした。
オレンジの皮の中にも吸水性の素材があることを知ったキアラさん。何度も研究を重ね、アボカドを組み合わせることで吸水性素材を作り出すことに成功したのです!
実際、彼女が作った素材がどんなものかは、動画で確認できます。
通常、粉末状の合成素材にするためには、硫黄や塩酸などの薬品を使った処理が必要となりますが、彼女はあえてそうしませんでした。
「自然に良いこと」「安価であること」の2点にこだわり、紫外線と熱とアボカドオイルで、理想的な素材を作り出しました。
また、原料の1つであるオレンジの皮は、廃棄されるものを再利用するため、コストを抑えることが可能です。
Googleのサイエンスフェア大賞も受賞
南アフリカに住むキアラさんは、連日のように干ばつ被害のニュースを目にしてきたことでしょう。
身近な問題だからこそ「解決したい。苦しむ人々を助けたい。」そんな思いも強かったはずです。
キアラさんの情熱が生んだ素材は、国際的な科学技術コンテストの『Google サイエンスフェア』でも高く評価され、なんと大賞を受賞!
環境にも人間にも優しい『オレンジとアボカドを利用した干ばつ対策』素材は、今後、世界を救う素晴らしい技術につながるはずです!