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振り袖に『黒い液体』の被告が再送検 動機に「あまりにも酷すぎる」「被害者に同情」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

1月の第2月曜日は『成人の日』。新成人を祝うべく、全国各地で成人式が執り行われます。

2022年4月からは成人年齢が引き下げられ、18歳以上の人たちが新成人に。そのため、成人式を『二十歳の記念式典』といった名称で開催した地域もありました。

一張羅のスーツや、華やかな振袖を着用した新成人が集うこの日は、一生に一度の特別な日として記憶に刻まれることでしょう。

しかし、2023年の成人式では、そんな思い出を台なしにするような悲しい事件が起こってしまいました。

『成人式で振袖に墨汁』の被告が追送検へ

同年1月8日、福岡県北九州市にある多目的ドームの『北九州メディアドーム』で行われた、『二十歳の記念式典』。

この日、式典に出席した新成人の女性が、墨汁のような液体を振袖にかけられる被害が相次いで報告されました。

同月14日、器物損壊の疑いで逮捕されたのは、同市に住んでいた30代の男性。また、同様の被害8件に関与した疑いが強まり、同月4月17日までに追送検されたことが分かりました。

男性は10件の容疑を認めた上で、動機については以下のように明かしています。

警察の調べに対し、平井被告は10件すべてについて容疑を認めていますが、追送検された3件目以降については「正直覚えていない」とも話しています。

また動機については、「振り袖に憧れがあったが、自分の成人式では着られなかった」「成人式できれいな振り袖を着て参加している女性を見て嫉妬心を覚えた」などと供述しているということです。

FNNプライムオンライン ーより引用

式典当日、被告は犯行直前にトイレ内の個室に入り、持参した黒い液体を容器から醤油差しに入れ替え、女性の振袖にかけていたとのこと。

また、この日の式典で黒い液体をかけられる被害は、被告が認めた10件を含めて12件ほど確認されています。

被告の供述に、疑問を覚える声

事件発覚後、被害者の親族は情報提供を求めてSNSに投稿。ネット上で拡散されたこともあり、多くの人から注目を集めました。

振袖と、晴れの日の思い出を汚された新成人の悲しさは、はかり知れません。また、被害者の中には、式典後の予定を台なしにされた人もいたようです。

悪質極まりない加害行為と、その供述に、ネットからはさまざまな意見が上がっています。

・酷すぎる。自分がつらかったからって、他人の幸せを壊していいわけがない。

・供述が本当だとしても、相手が身体的に弱い若い女性が相手だから実行したんだろうな…。

・被害者には本当に同情する。自分が着たいなら、自由に着ればいいのに。

今回の件に限らず、無差別事件での「幸せそうな姿を見て、八つ当たりがしたかった」といった動機は珍しくありません。

いうまでもなく、赤の他人への八つ当たりに正当性はないでしょう。しかし、こういった事件を防ぐには、八つ当たりに至る心理を読み解き、社会全体で対策を講じる必要があるのかもしれません。


[文・構成/grape編集部]

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出典
FNNプライムオンライン産経ニュース

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