満員電車に乗り込んできた『振袖姿の女性』 真後ろに立つ人が抱いた決意に「かっこいい」「敬礼!」
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※写真はイメージ

『敬老の日』を指定して巣鴨で買ったのは… 写真に「目のつけ所がすごい!」「かたたたき券」というコメントとともに投稿されたのは、切符の写真。行き先に「これは面白い!」という声が相次ぎました。

電車で自分の周りを見ると… 吹き出す人が続出した車内の様子がこちらある日、電車に乗って移動していた、Marley(@maai_01)さんは、乗車中に「申し訳ない…」という気持ちに見舞われたのだとか。シートの前に立っていた、Marleyさん。特に周囲に迷惑をかけるような行動をとっていたわけではありません。では、どうして罪悪感を覚えたのかというと…。
成人式(二十歳のつどい)の日を迎えた、2023年1月8日。
各地で式典が行われ、スーツや袴、振り袖姿の新成人たちが街にあふれました。
振袖姿の人たちは、着崩れする可能性があるため、会場まで移動する際に気を使ったことでしょう。
帯をつぶさないよう電車では立っているなど、苦労している姿が目撃されています。
新成人を密かに守った人
ロックンロールバンド『Theスーパークール』でキーボードを担当している、su(@nankanemuine)さんも、電車で振袖を着た女性と出会った1人。
その日、満員電車で移動していたsuさんは、乗ってきた女性の帯を見てハッとしました。
もし人々に押しつぶされたら、繊細にデザインされた帯の形は崩れてしまうはず。
せっかくの晴れの日に、悲しい思いをさせるわけにはいきません。
「この子の帯は私が守る…!」と決意したsuさんは、身体を張ることにしました。
必死に背中を丸めて、誰ともぶつからぬように空間を作り、自ら帯を守る壁となったのです!
女性が無事に電車を降りるまで見届けたsuさんは、任務を完遂した達成感に包まれました。
とっさの判断でやりきったsuさんには、称賛の声が続出しています。
・素敵な人を見つけた。敬礼!
・守り切るなんて、かっこいいです。『着物SP』と呼ばせてください!
・本当にありがたい存在。お疲れ様です。
また、Twitterには「見知らぬ人が、電車で振袖の着崩れを直してくれた」「『おめでとうございます』と声をかけられた」という体験をした、新成人たちの声も複数投稿されています。
もしかしたら式典当日、多くの大人たちがsuさんと同じように、新成人を見守っていたのかもしれません。
たくさんの人々に支えられて大人になっていくのだと、改めて感じられるエピソードですね。
[文・構成/grape編集部]