危ない! 野生動物を助けようとした警察官 『危機一髪』の瞬間がこちら
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アメリカのワシントン州にある『ピアース郡警察署』に「ケガをした動物がいる」という通報がありました。
現場に到着した警察官たちは、目の前の光景を見て驚きます。
木に取り付けられたブランコのロープに野生のオオジカの角がからまっていたのです。
オオジカは立派な角をもった若いオスで、ロープを外そうとして暴れていました。
警察は専門の機関に連絡をしましたが対応が遅れたため、現場にいた2人の警察官がオオジカの救助に挑戦することにします。
ロープを切るための道具を手にして、慎重にオオジカに近付く警察官たち。
「大丈夫だよ。いい子だ。落ち着いて」などと話しかけながら、まずは1本のロープの切断に成功します。
この時、警察官は安全のために自分とオオジカの間を木でガードしていました。
しかし、もう1本のロープを切るためには、さらにオオジカに近付く必要があります。
やむなくオオジカに近付いた彼がロープを切ろうとしていたその時…!何が起きたのかはこちらをご覧ください。
オオジカが警察官に襲いかかったのです!
幸い、彼が素早く避けたおかげで、ケガはありませんでした。
そんな危険な目に遭ったにもかかわらず、彼らは諦めることなく、ついに2本目のロープも切ることに成功。
やっと自由になれたオオジカは走って逃げていきました。
『ピアース郡警察署』はこの出来事をFacebookで報告。勇気ある警察官たちへの称賛の声が寄せられています。
・危なかった!彼らがケガしなくてよかったよ。
・素晴らしい仕事ぶりだね。このオオジカに代わってお礼をいうよ。
・彼らはとても勇敢だね。まさしくヒーローだ。
この投稿の3日後、『ピアース郡警察署』は市民から寄せられた1枚の写真を公開しました。
写っていたのは給餌ステーションでエサを食べている1頭のオオジカ。
それはまさに3日前に警察官たちが助けてあげたオオジカだったのです!
角にはまだロープがひっかかったままですが、元気そうな姿に喜びの声が上がりました。
『ピアース郡警察署』は「これは非常に危険なので、絶対にご家庭で試さないでください」と注意したうえで、「彼らは見事だった」と警察官たちを称えました。
鋭いオオジカの角が身体に刺さるなどしたら、命にかかわります。
しかし、誰も助けなかったら、オオジカはそのうちあの場所で息絶えていたでしょう。
危険を冒しながらもオオジカを助けた警察官たちの勇気と優しさに、大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]