店の前に座っていた犬 その『顔』に悲しみと怒りの声が殺到「かわいそうに」
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寒さが厳しい真冬のアメリカで、ある女性がFacebookに投稿した写真が注目を集めました。
写っているのはアメリカのヴァージニア州にある小売店の入口に座っている、1匹の犬。
その犬はドアの外で、まるで誰かに気付いてほしそうに、店内を見つめていたそうです。
バーバラ(Barbara Dowdy Dowtin)さんという女性は地元の動物保護施設に連絡をしたうえで、「どうしたらいいかしら?」とその犬の写真を投稿しました。
写真を見ると、その犬はガリガリに痩せていて、顔にいくつもの傷があるのが分かります。
投稿は1千回以上シェアされ、「誰か早く助けてあげて!」と人々がこの犬を心配していました。
すると、バーバラさんの投稿の2日後、『アメリア・アニマル・シェルター』がこの犬を保護したことを報告します。
さらに驚きの事実が判明。この犬は4匹の子犬を産んだばかりの母親だったのです!
幸い、母犬も子犬たちも深刻な健康上の問題はなかったそうです。
母犬はとても大人しく、人懐っこい性格で、イジーちゃんと名付けられました。
保護された時の姿があまりにも痛々しかったため、写真を見た多くの人が心を痛めたようです。
・すごく悲しい。この犬に付いている傷跡が見えるでしょう。
・この犬は自分と子犬たちのために助けを求めていた。こんな姿になって…なんていい母親なんだろう!
・かわいそうに…。お願いです、誰かこの犬に愛情あふれる永遠の家を与えてあげて!
イジーちゃんの傷跡が、ほかの犬と戦ったように見えることから、「誰かが闘犬として闘わせる虐待をしたのではないか」とも推測されています。
何が起きたのかは分かりませんが、イジーちゃんがとてもつらい体験をしたのは明らかでしょう。
そんなイジーちゃんは『アメリア・アニマル・シェルター』のスタッフからたくさんの愛情を受けて、心身ともに順調に回復しているといいます。
子犬たちも食欲旺盛で元気に成長しているとのこと。
シェルターにはすでに、イジーちゃんと子犬たちの里親になりたいという人たちから問い合わせが来ているそうです。
犬たちが完全に元気になったら、それぞれに新しい家族ができるでしょう。
イジーちゃんがもう二度と痛みや孤独を味わうことがないように、願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]