ドジャース対カブスを現地からレポート! 大谷選手のホームランに球場は…?
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
2025年3月18日と19日に、東京都文京区の『東京ドーム』で、日本中が注目する歴史的な試合が行われました。
それが、アメリカのプロ野球リーグ『メジャーリーグ・ベースボール(以下、MLB)』の開幕シリーズ『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』対『シカゴ・カブス(以下、カブス)』です!
2024年にワールドシリーズを制覇した『ドジャース』と『カブス』による開幕シリーズが日本で見られること、そして、世界的なスターとなった大谷翔平選手をはじめ、両チーム合わせて5名の日本人選手が凱旋するとあって、大きな話題になりました。
幸運にも、開幕第2戦となる19日の試合のチケットを手にした筆者が、現地の様子をレポートします!
MLB開幕シリーズ第2戦 ドジャース対カブスの試合へ
当日、東京は朝から降雪と降雨が記録される、あいにくの天気。
しかし、お昼過ぎから今日の試合を祝うかのように次第に晴れていき、筆者が『東京ドーム』に着いた14時には快晴でした。
野球観戦が趣味で、日頃から球場に通っている筆者はまず、現地のファンの客層に驚きました。
近年、女性ファンも多いといわれる日本のプロ野球ですが、今回の試合には子供連れの家族や老夫婦など、普段以上に老若男女のファンが集まっている印象を受けます。
さらに、『ドジャース』や『カブス』のユニフォームを着た、外国人のファンもたくさん見かけました。日本在住、もしくは海外からはるばる来たMLBファンなのでしょうか。
今回の試合がただのMLBの1試合ではなく、世界的なイベントの1つであるということを改めて思い知らされます。
常に人だかりができていた、東京ドーム前のモニュメント
東京ドーム外の階段も特別仕様に
いざ、『東京ドーム』内へ
16時の開場の時間が近付くと、次第に客も増えていき、各入門ゲートには行列が。17時頃、『東京ドーム』の席に着くとちょうど『ドジャース』の選手たちが打撃練習をしていました。
メジャーリーガーたちの鋭いスイングによって、スタンドにボールが入っていくたび、ファンからは大きな歓声が沸き起こります。
練習だけでも、ずっと見ていられるような気持ちになったのは、筆者だけではないでしょう。『東京ドーム』のファンたちが食い入るように打撃練習に集中していると、三塁側の『ドジャース』ベンチから大谷選手が出てきました!
ひと際、大きな歓声に包まれる『東京ドーム』。外野でキャッチボールをする姿を多くのファンがカメラに収めます。
試合開始、大谷選手が打席へ
18時40分頃、プロ和太鼓集団『和太鼓グループ彩-sai-』による日本らしい演奏が鳴り響く中、両チームの監督と選手が入場。
豪華なオープニングセレモニーによって、観客も次第に高揚していっているように感じました。
そして、19時10分頃、いよいよ試合がスタート。1番指名打者でスタメン出場した大谷選手に早速、打席が回ります。
1球目、高々と打ち上げた打球はレフトフライ。いきなりの大きな当たりに、『東京ドーム』でどよめきが起こります。
佐々木朗希選手がメジャー初のマウンドへ
1回裏には、『ドジャース』の佐々木朗希選手がメジャー初登板を迎えました。
2022年には史上最年少の20歳5か月で完全試合を達成。『令和の怪物』と呼ばれ、日本のプロ野球で活躍したのち、今シーズンから『ドジャース』の一員になりました。
自己最速の165キロに迫る、160キロ超えのストレートを連発する投球を披露し、おおいに観客を沸かせます。
日本のプロ野球では応援団によるトランペットを使った応援が定番。しかし、MLBではそういった風習はなく、観客が各々で拍手や声を上げて楽しみます。
そのため、ボールがミットに収まる音や打球音が普段の日本のプロ野球観戦よりも、よりダイレクトに聞こえました。
佐々木選手が投球の瞬間に上げる声までも『東京ドーム』内に響き渡り、その闘志に胸が熱くなります。