ドジャース対カブスを現地からレポート! 大谷選手のホームランに球場は…?
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
大谷選手が凱旋ホームラン
試合は、『ドジャース』がトミー・エドマン選手のホームランで先制するなどして『5対2』で『ドジャース』がリードする展開に。
迎えた5回表、大谷選手の第3打席でファン待望の瞬間が訪れます。
対する『カブス』のネート・ピアソン選手の5球目、160キロ近い剛速球に負けず振り抜くと、右中間へ今シーズン第1号ホームランを打ちました!
『東京ドーム』の観客は今日一番の歓声、いや狂喜乱舞という言葉がふさわしく思えるほどの大盛り上がり!
日本で開催されたMLBの公式戦で、日本人選手がホームランを打ったのは、『ニューヨーク・ヤンキース』に所属していた松井秀喜さんが2004年に打って以来、実に21年振りのことです。
世界中のファンが見守る中で、しっかりと期待に応えてみせる大谷選手のスター性にしびれました。
試合は最終回へ
試合は『ドジャース』のリードで9回裏『カブス』の攻撃に。
1アウトランナーなしで『カブス』の鈴木誠也選手に打席が回ります。
鈴木選手は18日の第1戦で4打数無安打。今回の試合もここまで4打席でヒットはありません。
鈴木選手の名前がアナウンスされると、筆者の体感ではこの日、大谷選手のホームランの次に大きな歓声が!
「誠也ー!」「頑張れー!」といった、観客たちの声が上がりましたが結果は三振。ベンチに戻る鈴木選手には温かい拍手が送られます。
チーム関係なく、日本人選手に『東京ドーム』全体から大きな声援が送られる空間は、多幸感あふれるものでした。
試合終了、『東京ドーム』から帰路へ
試合は『6対3』で『ドジャース』が第1戦に続いて勝利、という結果に。
大谷選手のヒーローインタビューを見終え、『東京ドーム』を後にする時には『MLB開幕シリーズロス』のような気持ちになっていました。
筆者は大谷選手の活躍を映像では見ていましたが、生でその姿を見るのは初めて。
目の前で大谷選手のホームランを見れたことへの高揚感が、試合後もしばらく収まりませんでした。
多くの人が気持ちいい余韻に浸りながら、帰路に着き、またいつもの日常に戻ったことでしょう。
毎日生きていれば、苦しいことやつらいことは付き物です。しかし、そんな時に筆者は、この日に見た大谷選手のホームランを思い出すことで、一歩踏み出せるような気がします。
今回の『MLB開幕シリーズ』を見て、このような気持ちになった人は世界中に数え切れないほどいることでしょう。
スポーツが持つ力と素晴らしさを改めて感じられる1日でした。
[文・構成/grape編集部]