「これは食べられない…」 妹への思いを込めた姉の『キャラ弁』に大反響
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大切な人のために、愛情を込めて弁当を作る人は多いでしょう。
味はもちろん、見た目にもこだわれば、その思いはいっそう伝わるはずです。
大学3年生の、もも(@momo_diary_314)さんは、小学5年生の妹が出場する運動会当日、サンリオのキャラクターをイメージした『キャラ弁』を作りました。
完成後の写真をXに投稿すると、かわいらしいビジュアルに称賛の声が相次いだのです。
妹へのエールが込められた、圧巻のキャラ弁をご覧ください。
色とりどりのおにぎりやオムレツで、ハローキティやシナモロール、ポムポムプリンといった人気キャラクターを見事に再現。
のりやふりかけ、ハムなどの食材をバランスよく配置することで、キャラクターの造形が丁寧に表現されていますよね…。
サンリオの世界観に合わせて、おかずがかわいらしいハートマークなどになっているのも、目を引くポイントでしょう。
2025年12月13日現在、ももさんが作ったキャラ弁の写真には、4万件を超える『いいね』がつき、驚きの声が数多く寄せられています。
・すごすぎる!かわいい上においしそう…!これは食べられないな…。
・素晴らしい!まさに『食べる玉手箱』ですね。
・感動しました…。家族への愛を感じます。
・これは蓋を開けた瞬間に声が出るやつ!妹さんにとって一生の思い出になりそう。
サンリオをイメージしたキャラ弁 姉が、妹のために作ったワケ
心温まるキャラ弁が話題になったことを受け、grapeはももさんを取材。
妹のために作ろうと思ったきっかけや、裏話を語ってもらいました。
――妹さんの運動会の日に、どうしてキャラ弁を作ろうと思い立ったのでしょうか。
実は運動会の1か月前に、教育実習で妹の通う学校に行っていたんです。
教育実習の期間中、妹の存在が心の支えになっていたので、その感謝の気持ちをキャラ弁で示したいと思いました。
妹の学校に『先生』として行くのは新鮮でしたが、実習後には『保護者』で参加することになって、なんだかワクワクしたので、つい気合いが入ってしまったんだと思います(笑)。
なんと偶然にも、妹が通う小学校で教育実習を受けることになったと言う、ももさん。
慣れない小学校での実習期間中、気心の知れた妹の存在は、大きな励みになっていたのでしょう。
――キャラ弁作りの工程を教えてください。
から揚げや肉巻き、玉子焼きなどのおかずを作った後に、キャラクターを模したおにぎりを作りました!
完成までには、3時間半ほどかかったと思います。
――特にこだわった点はなんでしょうか。
合成着色料の入った食材を使っていない点です。
鮭フレークや、ハサミで細かく切ったのりなどを使い、食材そのものの色を生かしました。
また、かわいいおにぎりの雰囲気に合わせて、玉子焼きをハート型にしたり、肉巻きを花の形にしたりした点もこだわりです!
綿密な設計図をもとに、長時間かけて、一つひとつのおかずを丁寧に作り上げた、ももさん。
完成度が高いキャラ弁の裏には、妹の健康を思う深い愛情と、細やかな工夫が詰まっていたのですね。
ちなみに、運動会の日にはキャラ弁と並行して、塾に通う弟への弁当も作っていたと言います。
こちらはから揚げやポテトがこれでもかと詰まった、ボリューム満点の弁当。
食べれば元気がみなぎって、机に向かう気力が湧いてきそうですよね。
『サンリオキャラ弁』に大興奮の妹 競技で見事1位に
ももさんは、こだわりのキャラ弁を食べた後の妹の反応についても明かしてくれました。
弁当箱の蓋を開けた瞬間に「うわー!すごい!かわいいー!」と言ってくれて、見た目に大興奮していましたね。
実際に食べた後にも「おいしい!から揚げがサクサク」と喜んでくれました。
ちなみに、ボリューム満点でかわいい弁当を食べた妹は、100メートル走の競技で見事1位に輝いたそう。
弁当を通じて姉から受け取った思いが、エネルギーに変わったのかもしれませんね…。
きょうだいに弁当を作り続ける姉 理想の将来像「家庭で母の味を」
大好きなきょうだいのために、日頃から弁当を作り続けている、ももさん。
ももさんが高校1年生の時に、初めて妹のためにキャラ弁を作ったそうですよ。
最後に、理想の将来像を聞くと、次のように答えてくれました。
家庭を持って、『母の味』として、未来の夫や子どもにおいしいご飯を作ってあげたいですね。
朝ごはんから、旅館のような食事を用意して喜ばせたり、休日にはスイーツ作りを楽しんだりするのも夢です。
きっと私は、食を通して人を笑顔にすることが好きなんだと思います!
きょうだい思いで、胃袋だけでなく、心まで満たしてくれる弁当を作る、ももさん。
これからも愛情の詰まった手料理を通じて、たくさんの人を笑顔にしていくことでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部 しぶちゃん]