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『米』や『高』を抑えて、選ばれたのは? 2025年の『今年の漢字』に「意外」「妥当」

By - grape編集部  公開:  更新:

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清水寺で発表された2025年の『今年の漢字』の写真

2025年12月12日、京都府京都市の清水寺で、1年の世相を表す『今年の漢字』が発表されました。

はがきやインターネットなどを通じて寄せられた18万9122票の投票の結果、2025年は『熊』に決定

清水寺で発表された2025年の『今年の漢字』の写真

米の品薄や大阪・関西万博の開催などの話題もあった中で、全国各地で相次いだクマの出没が、特に強い印象を残したようです。

2025年の『今年の漢字』 全国で出没が相次いだ『熊』に決定

『今年の漢字』を選出した公益財団法人・日本漢字能力検定協会によると、同年に発生したクマによる人身被害者数と死亡者数は、ともに過去最多。

野生のクマの写真

※写真はイメージ

被害拡大を受けて、全国各地でイベントの中止や、学校の休校が相次ぎ、人々の日常生活に脅威をもたらしました。

また、和歌山県白浜町のテーマパーク『アドベンチャーワールド』で飼育されていたクマ科のジャイアントパンダが中国へ返還されたことも、人々の関心を集めた要因の1つかもしれません。

アドベンチャーワールドのジャイアントパンダの写真

『熊』は、全体の12.34%にあたる2万3346票を獲得しました。

2位は大僅差で『米』 3位以下は『高』『脈』『万』などが続く

1位の『熊』とわずか180票差で、全体の12.25%の票を集めて2位となった漢字は『米』です。

天候不順による収穫量の減少などから、米は全国各地で品薄となり、価格も高騰。

一連の影響は『令和の米騒動』とも呼ばれ、政府による備蓄米の放出などの対応も行われました。

コンビニに並ぶ備蓄米の写真

3位は、全体の9.68%の票を集めた『高』。憲政史上初の女性首相となった高市早苗首相の誕生や、物価の高騰、国内最高気温の更新などが背景にあるとみられます。

4位以下には、盛況だった大阪・関西万博の影響から『脈』や『万』、『博』などが続きました。

『今年の漢字』の『熊』にネット上の反応は? 「意外」「妥当では?」

『熊』が2025年の『今年の漢字』となったことについて、ネット上では驚きや納得の声が交錯しました。

・てっきり『米』かと思っていた!意外だ。

・社会全体が直面した現実を記録するという意味では、今回の選出は妥当だと思う。

・クマが頻繁に出没する街で暮らす私としては、納得。注目度の高い『今年の漢字』を通じて、現状を知ってもらえるのはありがたいです。

・国民全体からみたら『米』や『高』のほうがしっくりきそう。けれど、クマが出没する地域に住む人からすれば、それだけ影響が大きかったということかもしれないな…。

日常の変化を強く実感させられた2025年。年末に『今年の漢字』を見直し、改めて1年を振り返ってみてはいかがでしょうか。

新年に向けて、これからすべきことが見えてくるかもしれませんよ。


[文・構成/grape編集部]

2012年の『今年の漢字』写真

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出典
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

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