命の火が消えそうな愛犬、飼い主と映る最後の映像で・・・2人の姿に涙
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長年一緒に生きてきたペットがこの世を旅立つ・・・悲しいですが、動物と暮らしている人には避けられない道です。
弱々しくなっていくペットを前に、飼い主はいったい何ができるのでしょうか。
アメリカに住むジェシー・ジェームズさんは、そう考える出来事がありました。
この犬は、ピットブルのブッバ・14歳。約1年前から前立腺がんを抱えていたうえ、直腸にはポリープがありました。
老体で必死に闘病生活をおくっていたブッバ。しかし、命の火は徐々に弱まっていくばかり・・・。
「最後に、自分とブッバの映っている動画を撮影しよう」
そう思った飼い主のジェシーさんは、動画を撮影することにしました。弱々しく寝そべるブッバの横に座り、カメラを回し始めたその時・・・。
悲しさをこらえながら、ブッバを撫でるジェシーさん。するとブッバは、とある行動に出ました。
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首を伸ばすと、ジェシーさんにキスをしたのです。
その後も、大好きなジェシーさんにぴったりと寄り添うブッバ。その姿に、ジェシーさんは涙を流しました。
その数日後、ブッバはこの世から去っていきました。もしかしたら、あの時のキスは「さようなら」と「ありがとう」のメッセージだったのかもしれません。
弱った愛犬へ抱く悲しみは、まるで鋭いカミソリのようだ。年老いて苦しむ姿を見ていると、命が終える瞬間を見るのがとても辛い。
「大丈夫だよ、まだ元気だよ」という小さな行動に、すがりつきたくなってしまう。元気なはずはないと、わかっているのに。
死んでほしくない・・・そんなワガママを抱くとき、愛犬を抱くと心が少しだけ軽くなるんだ。
これがきっと、大好きな親友を想う気持ちだ。
ブッバの死をうけて、こう綴ったジェシーさん。彼の親友を想う気持ちは、ブッバに十分伝わっていたはずです。
ペットの死に際に飼い主ができることは、『大好きな親友を想う気持ち』を抱くこと。その想いを持ち続ければ、ペットは最期の瞬間まで幸せでいてくれることしょう。