手作りマヨネーズの日持ちはどれくらい？正しい保存方法と長持ちさせるコツを徹底解説

手作りマヨネーズは市販品と比べると日持ちする日数が短く、基本的には作った当日、または数日以内に使い切ることが推奨されています。ただし、冷蔵庫で適切に保存すれば、長くて１週間程度はおいしく食べられることもあるようです。

本記事では、手作りマヨネーズの日持ちする日数の目安や、適切な保存方法、劣化のサインなど、気になる点を分かりやすく解説。さらに、味が合わないと感じた時の原因や、マヨネーズを手作りする際のおすすめの油についても紹介しています。

自家製マヨネーズを安全かつおいしく楽しむために、ぜひ最後までご覧ください。

手作りマヨネーズの日持ちはどれくらい？

手作りマヨネーズは、作った当日中から数日以内に食べ切るのが理想です。冷蔵庫できちんと保存したとしても、安全を保てる期間は、長くて１週間程度と考えておきましょう。

市販のマヨネーズと比べて日持ちする日数が短い理由は、酢や塩の割合が少なく、加熱処理をしていないためとされています。保存状態が悪いと、日持ち期間の目安以内であっても傷んでしまい、食中毒を引き起こすおそれも。

新鮮な材料を使用し、保存環境や方法を工夫することで、より安全に保存できるでしょう。

また、ほかの食材と混ぜると素材の水分によって傷みやすくなるため、手作りマヨネーズをかけたり和えたりした場合には、早めに使い切ることが推奨されています。

作りすぎた場合は、炒め物など加熱調理に活用するとよいでしょう。使うぶんだけ少量ずつ作ることを心がけ、長期保存を前提にしないことが、手作りマヨネーズを安全に楽しむためのポイントです。

使う材料で日持ちする日数が異なる？

手作りマヨネーズの基本材料は、酢、塩、卵黄、サラダ油とされていますが、材料に豆乳、塩麹、オリーブオイルを使うなど、アレンジすることもできます。

なかにはマスタードを加えたアレンジレシピも見られますが、いずれの場合も加熱処理をしていないため、長くても１週間以内に使い切るのがよいでしょう。

使う材料によって風味や食感に違いは出ますが、保存性に大きな変化はないようです。

手作りマヨネーズを日持ちさせるポイント

手作りマヨネーズは、市販品よりも傷みやすい傾向にあります。少しでも長くおいしく保つには、保存環境を整えることが重要です。

ここでは、手作りマヨネーズを安全に保つためのポイントを紹介します。

冷蔵保存が基本

手作りマヨネーズは、保存料を使わないため市販品に比べて傷みやすく、常温保存には向きません。

密閉できる清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存することが基本です。

マヨネーズは、０℃以下では油が分離して品質が劣化しやすくなるため、冷蔵庫内でも冷えすぎない場所がおすすめ。保存する際は、冷気が直接当たらない野菜室やドアポケットに置くとよいでしょう。

保存容器の選び方

手作りマヨネーズを保存する際は、煮沸消毒できる清潔な容器を使います。密閉できるフタ付きで、中身が見える透明なものを選びましょう。ガラス製の容器はにおい移りが少なく、清潔を保ちやすいため特におすすめです。

専門店では『マヨネーズ瓶』と呼ばれる口の広いガラス瓶が販売されていますが、１００円ショップなどでも手軽に入手できます。

なお、その日のうちに食べ切る場合は、小皿やボウルなどを利用しても問題ありません。

手作りマヨネーズが傷んだサイン

手作りマヨネーズが傷んだ場合には、次のようなサインが現れます。

材料が分離してしまうと、本来なめらかに混ざるはずのマヨネーズが、水分と油にはっきりと分かれて混ざりにくくなるのだとか。また、変色している場合は、表面が黄色っぽくなったり、全体的にくすんだ色に変わったりします。

異臭や苦みなど、通常と異なるにおいや味を感じた場合にも注意してください。カビが発生している時は、見た目が明らかなので、すぐに廃棄しましょう。

分離だけであれば、卵黄を加えることで再び水と油がしっかりと混ざることもありますが、傷んだ場合は元に戻せないため、早めに食べ切ることが大切です。

手作りマヨネーズに関するよくある疑問

「手作りマヨネーズに挑戦してみたいけれど、どの油を使えばよいか分からない」「味が合わない時はどうすればいいの？」と、疑問に思う人もいるでしょう。

ここでは、手作りマヨネーズに関してよくある疑問を分かりやすく解説します。

手作りマヨネーズにおすすめの油は？

手作りマヨネーズには、クセが少なく冷蔵庫でも固まりにくい植物油を使うのが一般的です。

サラダ油がよく使われますが、ぶどうの種から抽出されるグレープシードオイルも固まりにくくクセのない油として知られています。

オリーブオイルを使う場合は、風味の強いエキストラバージンオリーブオイルではなく、ピュアオリーブオイルを選ぶとよいでしょう。

また、ごま油を使うと香ばしい香りが楽しめます。手作りのマヨネーズは加熱しないため、アマニ油など加熱に向かない油も使用できます。

さまざまなオイルを試して、食卓に変化を取り入れてみましょう。

作ったマヨネーズがまずい場合の対処法は？

手作りマヨネーズで『まずい』と感じる場合、使った油の風味が原因かもしれません。

ごま油やオリーブオイル、ココナッツオイルなど、個性的な香りのある油を使うと、市販品とは異なる味わいになります。

特にオリーブオイルは、原料の種類によって風味が変わることがあるため注意が必要です。油の風味が気になる場合は、サラダ油、米油、菜種油など、クセの少ない油を選んでみましょう。

また、うまく乳化せずシャバシャバになってしまう時は、卵の温度が低い可能性があります。卵は常温に戻してから使用してみましょう。時間がない場合は、卵を常温の水につけておくと効果的です。

手作りマヨネーズは日持ちしない！使うぶんだけ手作りしよう

手作りマヨネーズは市販品とは違い、保存料を使わないため日持ちしにくい傾向にあります。

基本的には当日中に使い切ることを推奨しますが、冷蔵保存であれば数日から１週間程度日持ちするでしょう。

保存には煮沸消毒したガラス瓶など清潔な密閉容器を使い、冷蔵庫でも冷気が直接当たらない場所に置くことが大切です。また、作りすぎると食べきれずに廃棄せざるを得なくなるため、少量ずつ作ることを心がけましょう。

手作りならではのマヨネーズのおいしさと安心感を最後まで楽しむためにも、正しい保存と早めの消費を意識してください。

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[文・構成／grape編集部]