カビが生えたパンは食べられる?カビが生える条件や保存法も解説 By - grape編集部 公開:2025-06-19 更新:2025-09-26 カビパン Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 朝食や軽食に便利なパンですが「うっかり放置していたら、いつの間にかカビが生えていた」という経験はありませんか。 そんな時、「少しだけなら食べても大丈夫かな」「カビが生えていない部分は食べても平気かな」と疑問に思った経験がある人も一定数いるでしょう。本記事ではカビの見分け方や正しい対処法、パンを長持ちさせる保存方法まで詳しく解説します。 安全に、おいしくパンを味わうために、ぜひチェックしてみてください。 目次 1. パンにカビが生えた時のよくある疑問1.1. カビが生えた部分以外は食べられる?1.2. 同じ袋に入っているパンは食べてもよい?2. カビの生えたパンを食べるとどうなる?3. パンにカビが生えるのはなぜ?4. パンにカビを発生させないための保存法4.1. 3日以内に食べきるなら常温保存がおすすめ4.2. おいしさを保ちつつ保存するなら冷凍保存がおすすめ5. パンのカビには要注意!保存方法に注意しておいしく食べよう パンにカビが生えた時のよくある疑問 ※写真はイメージ パンにカビが生えてしまった場合は、捨てるしかないのでしょうか。 「カビの部分だけを取り除けば食べられる」「同じ袋に入っている別のパンなら食べても大丈夫」という説を聞いたことがあるかもしれません。しかし、これらの情報は本当なのでしょうか。 ここでは、パンにカビが生えた場合の対処法について解説します。 カビが生えた部分以外は食べられる? 結論からいうと、カビが生えている部分を取り除いたとしても、そのパンは食べないほうがよいでしょう。 カビは『菌』の一種であり、胞子によって広範囲に飛散するためです。また、胞子になる前の『菌糸』が、パン全体に広がっている可能性もあります。 そのため、表面のカビを取り除いたとしても、完全に除去できているとはいえません。 同じ袋に入っているパンは食べてもよい? パンにカビが生えた場合は、同じ袋に入っている別のパンにも、目に見えないカビの菌が広がっている可能性があります。 カビの胞子はとても軽く、袋の中で簡単に拡散してしまうことがあるためです。たとえカビが生えているパンが1枚だけだったとしても、袋の中全体に胞子が広がっている可能性は否定できません。 そのため、1枚でもカビの生えたパンを見つけた場合は、袋ごと廃棄することをおすすめします。 カビの生えたパンを食べるとどうなる? ※写真はイメージ うっかりカビの生えたパンを食べてしまった場合、嘔吐や腹痛、下痢といった症状が現れるかもしれません。 一般的には、すぐに重大な健康被害が出るケースは少ないとされていますが、体調に異変を感じた場合は、速やかに医療機関で医師の診察を受けましょう。 また、カビの生えた部分には、食中毒の原因となる細菌やウイルスが潜んでいるかもしれません。少しでも体調に不安がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。 パンにカビが生えるのはなぜ? ※写真はイメージ パンは、カビが生えやすい条件がそろっている食品の1つです。 カビは水分を好むため、食品に含まれる水分もカビの繁殖に関係していると考えられます。湿気の多い環境を好むカビは、パンの水分や栄養をもとに成長し、繁殖するのです。 カビがもっとも活発に成長するといわれている温度は、25〜28℃といわれています。一般的な家庭の室温と同程度のため、パンをそのまま置いておくと、カビが繁殖する可能性があるでしょう。 パンにカビを発生させないための保存法 ※写真はイメージ 湿気や気温の影響を受けやすいパンですが、保存方法に気をつけることで、カビの発生を防げます。 カビを発生させないための保存法を紹介しますので、参考にしてください。 3日以内に食べきるなら常温保存がおすすめ パンの購入後から3日以内に食べきれる場合は、常温での保存がおすすめです。涼しい室内であれば、より安心して保存できます。 ただし、季節や室温によっては3日以内でも早く傷んでしまうことがあるため、十分に注意してください。 パンを購入した際に記載されている『賞味期限』や『消費期限』は、購入日の3日後くらいになっていることが多いようです。『賞味期限』はおいしく食べることのできる期限で、『消費期限』は劣化や腐敗により商品の安全性が失われるまでの期限を指します。 購入したパンは、消費期限内に食べきるのがよいでしょう。食べきるまでは乾燥しないように、袋の口をしっかり閉じて密閉状態を保つのがポイントです。 おいしさを保ちつつ保存するなら冷凍保存がおすすめ パンを少しでも長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。 1枚ずつラップやアルミホイルで丁寧に包み、さらにジッパーつきの保存袋に入れて冷凍すると、品質を保てます。この時、できるだけ空気に触れないようにするのがポイントです。 一方で、冷蔵庫での保存はあまり適していません。冷蔵庫内は乾燥しやすいため、パンの水分が飛んで硬くなったり、風味が損なわれたりするためです。 やむを得ず冷蔵庫で保存する場合は短期間にとどめて、できるだけ2~3日以内に食べきるのがベストでしょう。 パンのカビには要注意!保存方法に注意しておいしく食べよう パンにカビが発生しているのを見つけた場合は、カビの部分だけを取り除いて食べるのではなく、袋ごと廃棄してください。 パンには、水分が多く含まれているため、カビが好む環境になりやすいようです。特に、カビが活発に繁殖する25〜28℃前後で常温保存にすると、カビが発生しやすくなるので注意しましょう。 パンをおいしく安全に食べるためには、常温保存であれば3日程度で食べきるのが理想です。すぐに食べきれない場合は、できるだけ早めに冷凍保存に切り替えることで、品質を保ちつつカビの発生を防げるでしょう。 [文・構成/grape編集部] で、出た~! 30代女性が購入したオバケ、正体に「これは買い」「ちょっと行ってくる」本記事では、『ヴィ・ド・フランス』のパンを紹介しています。 これは背徳! セブンで買った総菜で作るホットサンド、中に入っているのは…?本記事ではセブンプレミアムの公式レシピ『背徳の金の豚角煮ホットサンド』を実際に作りながら紹介しています。 Share Post LINE はてな コメント
朝食や軽食に便利なパンですが「うっかり放置していたら、いつの間にかカビが生えていた」という経験はありませんか。
そんな時、「少しだけなら食べても大丈夫かな」「カビが生えていない部分は食べても平気かな」と疑問に思った経験がある人も一定数いるでしょう。本記事ではカビの見分け方や正しい対処法、パンを長持ちさせる保存方法まで詳しく解説します。
安全に、おいしくパンを味わうために、ぜひチェックしてみてください。
パンにカビが生えた時のよくある疑問
※写真はイメージ
パンにカビが生えてしまった場合は、捨てるしかないのでしょうか。
「カビの部分だけを取り除けば食べられる」「同じ袋に入っている別のパンなら食べても大丈夫」という説を聞いたことがあるかもしれません。しかし、これらの情報は本当なのでしょうか。
ここでは、パンにカビが生えた場合の対処法について解説します。
カビが生えた部分以外は食べられる?
結論からいうと、カビが生えている部分を取り除いたとしても、そのパンは食べないほうがよいでしょう。
カビは『菌』の一種であり、胞子によって広範囲に飛散するためです。また、胞子になる前の『菌糸』が、パン全体に広がっている可能性もあります。
そのため、表面のカビを取り除いたとしても、完全に除去できているとはいえません。
同じ袋に入っているパンは食べてもよい?
パンにカビが生えた場合は、同じ袋に入っている別のパンにも、目に見えないカビの菌が広がっている可能性があります。
カビの胞子はとても軽く、袋の中で簡単に拡散してしまうことがあるためです。たとえカビが生えているパンが1枚だけだったとしても、袋の中全体に胞子が広がっている可能性は否定できません。
そのため、1枚でもカビの生えたパンを見つけた場合は、袋ごと廃棄することをおすすめします。
カビの生えたパンを食べるとどうなる?
※写真はイメージ
うっかりカビの生えたパンを食べてしまった場合、嘔吐や腹痛、下痢といった症状が現れるかもしれません。
一般的には、すぐに重大な健康被害が出るケースは少ないとされていますが、体調に異変を感じた場合は、速やかに医療機関で医師の診察を受けましょう。
また、カビの生えた部分には、食中毒の原因となる細菌やウイルスが潜んでいるかもしれません。少しでも体調に不安がある場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
パンにカビが生えるのはなぜ?
※写真はイメージ
パンは、カビが生えやすい条件がそろっている食品の1つです。
カビは水分を好むため、食品に含まれる水分もカビの繁殖に関係していると考えられます。湿気の多い環境を好むカビは、パンの水分や栄養をもとに成長し、繁殖するのです。
カビがもっとも活発に成長するといわれている温度は、25〜28℃といわれています。一般的な家庭の室温と同程度のため、パンをそのまま置いておくと、カビが繁殖する可能性があるでしょう。
パンにカビを発生させないための保存法
※写真はイメージ
湿気や気温の影響を受けやすいパンですが、保存方法に気をつけることで、カビの発生を防げます。
カビを発生させないための保存法を紹介しますので、参考にしてください。
3日以内に食べきるなら常温保存がおすすめ
パンの購入後から3日以内に食べきれる場合は、常温での保存がおすすめです。涼しい室内であれば、より安心して保存できます。
ただし、季節や室温によっては3日以内でも早く傷んでしまうことがあるため、十分に注意してください。
パンを購入した際に記載されている『賞味期限』や『消費期限』は、購入日の3日後くらいになっていることが多いようです。『賞味期限』はおいしく食べることのできる期限で、『消費期限』は劣化や腐敗により商品の安全性が失われるまでの期限を指します。
購入したパンは、消費期限内に食べきるのがよいでしょう。食べきるまでは乾燥しないように、袋の口をしっかり閉じて密閉状態を保つのがポイントです。
おいしさを保ちつつ保存するなら冷凍保存がおすすめ
パンを少しでも長く保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。
1枚ずつラップやアルミホイルで丁寧に包み、さらにジッパーつきの保存袋に入れて冷凍すると、品質を保てます。この時、できるだけ空気に触れないようにするのがポイントです。
一方で、冷蔵庫での保存はあまり適していません。冷蔵庫内は乾燥しやすいため、パンの水分が飛んで硬くなったり、風味が損なわれたりするためです。
やむを得ず冷蔵庫で保存する場合は短期間にとどめて、できるだけ2~3日以内に食べきるのがベストでしょう。
パンのカビには要注意!保存方法に注意しておいしく食べよう
パンにカビが発生しているのを見つけた場合は、カビの部分だけを取り除いて食べるのではなく、袋ごと廃棄してください。
パンには、水分が多く含まれているため、カビが好む環境になりやすいようです。特に、カビが活発に繁殖する25〜28℃前後で常温保存にすると、カビが発生しやすくなるので注意しましょう。
パンをおいしく安全に食べるためには、常温保存であれば3日程度で食べきるのが理想です。すぐに食べきれない場合は、できるだけ早めに冷凍保存に切り替えることで、品質を保ちつつカビの発生を防げるでしょう。
[文・構成/grape編集部]