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トレーナーに「何かスポーツしてたんですか?」といわれて頑張れる!素直に『褒め』を受け取ることの大切さ

By - 吉元 由美  公開:  更新:

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女性の写真
吉元由美の写真

作詞家

吉元由美

作詞家、作家。作詞家として1000曲の詞を書く。

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

筋力も褒められて強くなる

パーソナルトレーニングを始めました。30年ぶりの『運動』。

その30年間、忙しかったとかそんなことは言い訳にもならず、ただただ怠惰でありました。

わかっていても、先延ばしにした代償はなかなか大変なものです。

トレーナーの指導を受けながら、ごくごく基礎的なワークをするのですが…きついです。

トレーニングする女性の写真

1年前に阿蘇から高千穂をめぐる旅をしたとき、上色見熊野神社、幣立神宮の山の上へと続く長い階段が苦しすぎて、霊験あらたかな神社であってももう行かなくてもいいと思ってしまいました。

そして今年になってからのメキシコ、グアテマラのマヤ遺跡の旅で、ピラミッドに登る階段がまたきつかった。

一段の高さがあり、そして幅が狭い。手すりなどない急な階段を登るのはただでさえ怖く、私は両手をつきながら登りました。

ピラミッドの上から眺める光景は雄大でした。

地平線までジャングルが広がっている。頑張るといいことがある!

そんなご褒美のような光景を見ることができたのはよかったのですが、自分の体力のなさに流石にこのままではまずいと思いました。

痩せたいとか、そんな理由でなく、筋肉をつけないとこの先大変なことになる…という嫌な予感、危機感でした。

階段の写真

ということで始めたパーソナルトレーニング。娘と同じ年齢の男性のトレーナーに指導を受ける。

「とてもいい形です」

「それでいいです!できてます」

「何かスポーツしてたんですか?とても感がいいですね」

いや、感がいいわけがない。スクワットも、体幹トレーニングも、ダンベルを使ったワークも、必死です。

顔を真っ赤にして、汗をかきながら息が上がる。

でも、「とてもいいです」と少しでも褒められると、なんかやれそうな気がしてくる。

うれしいような、気恥ずかしいような。調子に乗ってはいけない。

お世辞を真に受けてはいけない…とさまざまな思いが飛び交います。

いや、これは褒め言葉ではなく励ましだ。

励ましだと気づくと、何をもそもそ考えていたのかと自分の滑稽さがおかしくなりました。

ダンベルの写真

励ましも褒め言葉も、素直に受け取る。あれこれ考えない、疑わない。

それを力にするたくましさを持とう。ダンベルスクワットで力を振り絞りながら、トレーナーの褒め言葉を支えに頑張る日々です。

褒め上手も素敵、そして素直にご機嫌で頑張れる、褒められ上手になり、階段にも筋肉痛にも負けない体作りを目指します。

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※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

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