所持金ゼロ&ノープランで世界を旅した女性「女の一人旅って悪くないよ」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
所持金たったの200ドル(約2万円)でスウェーデンからマレーシアまで一人旅をした女性、ペトリーナさん。フリーランスの脚本家をしている29歳の彼女は、2015年6月にこの壮大なチャレンジの旅に出発しました。
『自分への挑戦』のために今回の一人旅を決意したというペトリーナさん。当初の予定では3カ月間から6カ月間くらい、持っている200ドルで行けるところまで旅をするつもりだったのだそう。そして所持金の200ドルは3カ月で無くなってしまいました。
しかし彼女はそこでプランを変更。『所持金ゼロ&ノープラン』でヒッチハイクの旅を続けることにしたのです。
「道路の脇に立って、親指を立てて、車が停まってくれたら彼らの行き先がどこであろうと私もそこへ行くわ。」
こうして始まった究極の自由な一人旅は、ペトリーナさんを世界のあらゆる場所へ連れて行ってくれたのです。
無一文の旅の食事については「ゴミ箱の中から食べられるものを探したり、レストランの周りで人の食べ残しをもらったり、スーパーマーケットで古くなった果物などをもらったりするつもりでいた。」というペトリーナさん。泊まるところは、テントを張ったり、偶然知り合った人に泊めてもらったりしたそうです。
この旅でペトリーナさんが最も怖かったという体験が、イランからパキスタンへ入るために訪れた国境でのこと。
ここは旅行者が誘拐されるといった事件が多発する危険な地域だったため、彼女が一人で国境を渡ることが許されなかったのです。そしてペトリーナさんは警察の車に乗せられ、武装した兵士たちに付き添われてようやく国境を通過することができました。
ペトリーナさんのInstagramには旅の思い出を写した写真がたくさん載せられていますが、何よりも目を引くのが彼女が世界中で出会った人々。屈託のない笑顔で誰とでも仲良くなれるペトリーナさんのそばには、数えきれないほど多くの人たちの笑顔がありました。
ペトリーナさんの旅はスウェーデンから始まり、デンマーク、ドイツ、ポーランドなどヨーロッパを通過。そこからバルト諸国を横断して、アルバニア、コソボ、ブルガリア、そしてトルコへ。トルコからはイラン、パキスタン、インド、タイを廻り最後に彼女の母国マレーシアへ無事に帰ったということです。
立ち寄った国は22カ国、13カ月間の長旅となりました。人生初のヒッチハイク、しかも途中から無一文という旅をやりきったペトリーナさんはこう振り返ります。
「初めはとんでもなく過酷な旅になるんじゃないかと予想していたんです。でも振り返ってみると、そんなに辛い旅じゃなかった。もちろん旅の途中には何度も、私なんでこんなことしてるんだろう、こんな試練を自分に与えているんだろうって思うことがありました。
でもこの旅で学んだ一番大きなことは、世界や自分が知らないことはあなたが思っているほど怖くないってこと。人々は信じられないくらい親切で、喜んで私を助けてくれた。
だから今では、もし言葉も話せない見知らぬ国で一文無しで迷子になってもきっと大丈夫って思えるんです。」
自らの体験を通してペトリーナさんは、女性たちにぜひ一人旅をしてみてほしい、と勧めています。一人旅はちょっと…と思う女性も多いかもしれませんが、一人だからこそ体験できる見知らぬ人々との触れ合いやたくさんの感動に出会うために、一生に一度は挑戦してみるのもいいかもしれませんね。