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「これぞ成熟国」「日本では到底無理か」 フィンランドの新首相に、反響相次ぐ

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年12月8日、フィンランドで史上最年少の女性首相が誕生しました。

フィンランド社会民主党は、同月3日、郵政改革案を受けて繰り広げられた大規模なストライキへの対応をめぐり、アンティ・リンネ前首相が不信任案を突きつけられて辞任。

その後任を決める投票の結果、元運輸・通信相のサンナ・マリン氏が当選しました。

首相に当選したマリン氏は34歳。報道陣から年齢について質問を受けると次のように述べました。

自分の年齢や性別について考えたことはありません。

私が政界入りした理由は、私たちが有権者の信頼を勝ち取ったことにあると考えています。

The Guardian ーより引用(和訳)

27歳の時に出産し、母親でもあるマリン首相。フィンランド社民党は5党で連立を組んでいますが、マリン氏を含め党首は全員女性です。また、このうち4人が30代前半だといいます。

【ネットの声】

・フィンランドで歴代3人目の女性首相!しかも34歳!文化成熟度がすごい…。

・なんと素敵でうらやましいニュースでしょう。日本の若者に広く知ってほしいですね。

・日本では逆立ちしたって無理だ。まだまだ男社会の年功序列。

女性議員の割合が40%を越えるフィンランドでは、男性の育休取得率は80%を超えており、べビーグッズが一式そろう『ベビーパッケージ』の贈呈や無償保育園など、政府が子育てをサポートする仕組みが充実しています。

一方、女性議員の割合は13.8%で、OECD加盟国において最低水準の我が国。保育園の待機児童問題をはじめ、子育て中の女性がキャリアを積むにはさまざまなハードルがあり、制度や環境の整備が必要な状況です。

女性議員が極端に少ない日本では、政治の意思決定に女性の意見が反映されづらいという現状があります。女性議員の重要性を、考えさせられますね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
The Guardian

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