「これぞ成熟国」「日本では到底無理か」 フィンランドの新首相に、反響相次ぐ
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生理用品を買えない女性たち 「どうにかしよう」と話題になる中、豊島区が英断!豊島区が、生理用品の配布を開始。称賛の声が上がっています。

「ウソだろ…」 世界の『男女平等ランキング』 日本の結果に、衝撃の声スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)は2019年12月17日、世界153カ国を対象とした『世界男女格差報告(The Global Gender Gap Report)』の2019年版を発表。政治や教育など4分野を総合し、男女間の格差が少ない国を順位付けしたランキングで、日本は前年の110位から後退し、121位で先進7か国(以下、G7)中最下位という結果でした。
- 出典
- The Guardian
2019年12月8日、フィンランドで史上最年少の女性首相が誕生しました。
フィンランド社会民主党は、同月3日、郵政改革案を受けて繰り広げられた大規模なストライキへの対応をめぐり、アンティ・リンネ前首相が不信任案を突きつけられて辞任。
その後任を決める投票の結果、元運輸・通信相のサンナ・マリン氏が当選しました。
首相に当選したマリン氏は34歳。報道陣から年齢について質問を受けると次のように述べました。
27歳の時に出産し、母親でもあるマリン首相。フィンランド社民党は5党で連立を組んでいますが、マリン氏を含め党首は全員女性です。また、このうち4人が30代前半だといいます。
【ネットの声】
・フィンランドで歴代3人目の女性首相!しかも34歳!文化成熟度がすごい…。
・なんと素敵でうらやましいニュースでしょう。日本の若者に広く知ってほしいですね。
・日本では逆立ちしたって無理だ。まだまだ男社会の年功序列。
女性議員の割合が40%を越えるフィンランドでは、男性の育休取得率は80%を超えており、べビーグッズが一式そろう『ベビーパッケージ』の贈呈や無償保育園など、政府が子育てをサポートする仕組みが充実しています。
一方、女性議員の割合は13.8%で、OECD加盟国において最低水準の我が国。保育園の待機児童問題をはじめ、子育て中の女性がキャリアを積むにはさまざまなハードルがあり、制度や環境の整備が必要な状況です。
女性議員が極端に少ない日本では、政治の意思決定に女性の意見が反映されづらいという現状があります。女性議員の重要性を、考えさせられますね。
[文・構成/grape編集部]