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気になる生理中の入浴 これなら解決できるかも?

By - grape編集部  公開:  更新:

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リクシル

気温が上がり、汗ばむ日も増えてくる6月。

これから訪れる夏本番を乗り切るためには、エアコンの使用は欠かせません。

涼しい部屋で過ごすのは快適に思えますが、エアコンの設定温度が低すぎることなどにより『冷え』を起こしてしまいがち。

特に女性の場合は、一般的に男性よりも身体が冷えやすいといわれており、悩んでいる人もいるでしょう。

そこで、女性特有の悩みに寄り添い、さまざまな支援活動を行っている、一般社団法人日本フェムテック協会の代表理事、山田奈央子さんにお話をうかがいました。

山田さん

山田奈央子さん

――普段の活動を教えてください。

一般社団法人日本フェムテック協会は、2021年7月に設立した団体です。

女性には、生理、妊娠、出産、更年期など、年代やライフステージごとに、さまざまな健康課題がありますが、実は女性でもそれらについて詳しく知らず、悩んでいたり苦しんでいたりする人が多くいます。

医師が監修した認定試験などを通して、「どの年代でどういう健康課題が起こり得るのか」や「このタイミングでこういうアクションをするとよい」というようなことを啓発し、女性のヘルスリテラシーを高める活動をしています。

もともとは下着などの企画や開発をしながら、女性の悩みに寄り添ってきた山田さん。

2020年、自身が女性疾病に罹り、大変な思いをしたことをきっかけに、女性の健康課題を強く意識するようになったといいます。

――これからの時期、自身でできる『冷え』対策を教えてください。

私自身も冷えやすい体質なので、冷たい飲み物はできるだけ避け、常温や温かい飲み物を口にするほか、常にカーディガンなどを持参して、冷房で身体を冷やさないようにしています。

また、週3回ほどジムに通い、身体を動かして筋肉量を維持したり、寝る前にはマッサージやストレッチを行ったりもしています。

「何かを1つやる」というのではなく、複数の『冷え』対策を日々の習慣にすることが大切です。

あとはお風呂で身体を温めるとよいですね。

半身浴などでも構わないので、湯船に入って、身体を温めて、リラックスすることが大事です。

山田さん

『冷え』に対抗するためには、日常的に運動をしたり、温かい飲食物を摂ったりなど、さまざまな方法で身体を温めるとよいといいます。

特に、シャワー浴で済ませがちな夏場こそ、ゆっくりと湯船に浸かり、身体を温めることが大切なのだとか。

しかし、時間がなかったり、お湯をためるのが面倒だったりする人も多いでしょう。

そこで、住宅設備機器メーカーの株式会社LIXILが企画し、LIXIL100%子会社の株式会社NITTO CERAが販売している、全身に湯をまとえるシャワーヘッド『SHIN-ON(しんおん)』を体験してもらうことにしました。

身体を包み込むようなU字型シャワーヘッドから広範囲にお湯が出て、360度身体がお湯に包まれるアイテムです。

SHIN-ON

――『SHIN-ON』を使ってみた感想は?

すごく画期的だなと思いました!シャワーなのに湯船に浸かったような満足感を得られて、すごくリラックスできます

水圧も気持ちがいいですし、温まるのも早いと感じました。

SHIN-ON

※写真はイメージ

シャワー浴のような短時間で、湯船に浸かった時のような満足感を得られたという『SHIN-ON』。

ハンドシャワーだけを使用した場合と比較して、上半身の温まり方や、その温もりの持続時間の違いは一目りょう然です!

お風呂上りもポカポカとした温かさが持続するので、浴室から出た瞬間に「寒い!」と感じることが少なくなりそうですね。

LIXIL

※湯温42℃設定で5分入浴後、室温22℃一定・上裸の同条件下で比較

――家族の反応は?

シャワーヘッドの形がユニークなので、子供が「え、これ何?」と興味津々でした。

あまりシャワーが好きではなかったのですが、プールでの水遊びのようなものをイメージしたようで、「楽しい!」といってくれています。

山田さん

なかなか見ないU字のシャワーヘッドは、子供が自ら進んでお風呂に入るきっかけにもなったようです。

シャワーをかけるフックはマグネット式になっているので、簡単に動かすことができます。

座ったまま使用したり、子供の身長に合わせたり、用途に合わせて自由に調整することが可能です。

リクシル

※マグネット式のシャワーフック

工事が不要で、素手で簡単に取り付けられるうえ、折りたたんで収納もできるため、狭い浴室でも場所を取りません。

『SHIN-ON』は『2022年度グッドデザイン賞』において、特に高い評価を得た製品である『グッドデザイン・ベスト100』にも選ばれました。

SHIN-ON

また、気になる湯量は、節水シャワーでの入浴時とほぼ同じ

毎日、浴槽にお湯を張るよりも、水道光熱費の節約にもつながるといいます。

LIXIL

※算出条件は記事末に記載

――どんな時におすすめ?

湯船に浸からなくても、短時間で温まることができるので、生理中や、その前後などによいのではないでしょうか

生理中は、しっかり身体を温めてほしいのですが、私も含めて湯船に浸かることに抵抗がある人はいると思います。

『SHIN-ON』なら、生理中でも気にせず、リラックスしながら身体を温めることができると思いますので、そういうシーンでぜひ使ってみてほしいです。

山田さん

生理中に入浴することは特に問題がないといわれていますが、衛生面などが気になり、湯船に入ることに抵抗がある人もいるはず。

『SHIN-ON』であれば、湯船に入らずとも温まることができるので、気にせずにリラックスすることができるでしょう。

『冷え』や女性特有の健康課題に向き合うには、さまざまな方法で身体を温めることが大切です。

短い時間で身体を温められる『SHIN-ON』も、悩む人たちの支えになってくれるかもしれませんね!


[文・構成/grape編集部]

山田さん

山田奈央子

大手下着メーカーで企画・開発を行った後、世界初の下着コンシェルジュとして独立。女性の身体と下着の専門家として研究と発信を行う。株式会社シルキースタイルを設立し、女性特有のお悩みに寄り添ったインナー、コスメ、健康雑貨などの商品企画開発を17年間行う。自身の女性疾患もきっかけとなり、2021年に、医師、経済人、医療ジャーナリスト、キャリアコンサルタントらとともに一般社団法人日本フェムテック協会を設立。代表理事として女性特有のゆらぎに寄り添うためのウィメンズヘルスリテラシーの重要さを雑誌・TV・企業・行政などで周知する活動をしている。2男の母。
Instagram:pumpkinnaoko


※一人暮らしの場合の入浴1回あたりの使用湯量
・使用方法や家族構成によって使用水量は異なります。
・SHIN-ON浴では、洗身・洗髪の際は通常シャワーで、身体を温める際はSHIN-ONを利用する使い方を想定。
・節湯シャワー8.5L/分とは、日本バルブ工業会自主基準の節湯B「最適流量が8.5L/分以下」であることを参照した流量。
・浴槽180Lは一般的な一人用浴槽に約8割お湯を張った湯量。


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