200名へのメッセージカードに込められた思い 多忙なドクターの結婚式で気づいた『丁寧に心をこめる』こと
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杏里のライブに胸が熱くなる 80曲をともにして気づいた『誰かを幸せにすること』吉元由美の『ひと・もの・こと』 作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。 たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会っ...

賑やかな集まりに疲れたら 『白でも黒でもない境界線』で人間関係を楽にするコツ吉元由美の『ひと・もの・こと』 作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。 たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会っ...






吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
丁寧に、心をこめるという美しいこと
先日、娘の小学校時代の友達の結婚披露宴に出席してきました。
新郎新婦は同級生、娘とも20年以上の友達です。図らずと私もご招待をいただき、久しぶりの結婚披露宴にいそいそと出かけてまいりました。
オープニングから音楽と光のショーのような演出。
友達から恋人へ、そして結婚に至ったふたりのストーリーをセンスよくまとめた動画はなかなかのものでした。
披露宴というよりもショーを観ているような、そんな演出の中、美しいドレスに身を包んだ新婦とキリッとタキシードを着こなした新郎が登場します。
ホテルの会場の花は、ほぼカラーで統一されていました。白とグリーンのスカッとしたカラーが、高砂のお席に、各テーブルにモダンに生けられています。
スッと伸びた直線的な茎に、微妙はカーブを描く花は、忙しいふたりの仕事とプライベートの様子を表しているような感じでした。
プレイスプレートの上に名札代わりに小さなカード。そこにはふたりそれぞれから私へのメッセージがありました。
「小学生の頃から可愛がってくださりありがとうございます」
「これからも両親共々、どうぞよろしくお願いいたします」
200名のゲスト一人ひとりへのメッセージカード。
二人とも大学病院のドクターです。忙しい日々の合間に、その人を思いながら書いたのでしょう。
丁寧に、心をこめる。
結婚式は確かに新郎新婦のためのものであるけれど、このカードを読んだときに結婚式は愛と感謝と喜びと、そして覚悟を伝えるセレモニーなのだと思ったのです。
そして親にとっては、喜びと安堵と、そしてただただ幸せを祈り見守る日々が始まるのでしょう。
丁寧に、心をこめる。それが美しい。
忙しい日々の中、ルーティンをこなすことで精一杯のときもあります。
誰かのために、丁寧にお茶を入れる。
丁寧に食事を作る。
相手を思いやりながら、何かをする。
ささやかなことでも、心の中で自分を整えるように丁寧に、誰かを思いながら。
そこに愛があるか、どうか。
華やかな結婚披露宴の高揚の中で、丁寧に、心をこめるという美しさを噛みしめていました。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
[文/吉元由美 構成/grape編集部]