200名へのメッセージカードに込められた思い 多忙なドクターの結婚式で気づいた『丁寧に心をこめる』こと

By - 吉元由美  公開:  更新:

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カラーのブーケを持つ女性

吉元由美

作詞家、作家。作詞家として1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛けた。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。 grapeでコラム『ひと・もの・こと』を連載。 …続きを読む

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

丁寧に、心をこめるという美しいこと

先日、娘の小学校時代の友達の結婚披露宴に出席してきました。

新郎新婦は同級生、娘とも20年以上の友達です。図らずと私もご招待をいただき、久しぶりの結婚披露宴にいそいそと出かけてまいりました。

オープニングから音楽と光のショーのような演出。

友達から恋人へ、そして結婚に至ったふたりのストーリーをセンスよくまとめた動画はなかなかのものでした。

披露宴というよりもショーを観ているような、そんな演出の中、美しいドレスに身を包んだ新婦とキリッとタキシードを着こなした新郎が登場します。

ホテルの会場の花は、ほぼカラーで統一されていました。白とグリーンのスカッとしたカラーが、高砂のお席に、各テーブルにモダンに生けられています。

スッと伸びた直線的な茎に、微妙はカーブを描く花は、忙しいふたりの仕事とプライベートの様子を表しているような感じでした。

カラーの花束の写真

プレイスプレートの上に名札代わりに小さなカード。そこにはふたりそれぞれから私へのメッセージがありました。

「小学生の頃から可愛がってくださりありがとうございます」

「これからも両親共々、どうぞよろしくお願いいたします」

200名のゲスト一人ひとりへのメッセージカード。

メッセージカードの写真

二人とも大学病院のドクターです。忙しい日々の合間に、その人を思いながら書いたのでしょう。

丁寧に、心をこめる。

結婚式は確かに新郎新婦のためのものであるけれど、このカードを読んだときに結婚式は愛と感謝と喜びと、そして覚悟を伝えるセレモニーなのだと思ったのです。

そして親にとっては、喜びと安堵と、そしてただただ幸せを祈り見守る日々が始まるのでしょう。

手をつないでいる写真

丁寧に、心をこめる。それが美しい。

忙しい日々の中、ルーティンをこなすことで精一杯のときもあります。

誰かのために、丁寧にお茶を入れる。

丁寧に食事を作る。

相手を思いやりながら、何かをする。

ささやかなことでも、心の中で自分を整えるように丁寧に、誰かを思いながら。

そこに愛があるか、どうか。

華やかな結婚披露宴の高揚の中で、丁寧に、心をこめるという美しさを噛みしめていました。

大人の結婚

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吉元由美
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※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

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