乃木坂46・橋本奈々未 実家が貧しく芸能界へ 弟が進学できたため引退
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乃木坂46の橋本奈々未さんが2016年10月19日に放送されたラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、2017年2月20日の24歳の誕生日を目安にグループを卒業すること、そして芸能界引退を発表しました。
橋本さんは女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルを務めるなど、一人での活動も充実しているだけに突然の芸能界引退宣言は多くの乃木坂ファンに衝撃を与えました。
当然、橋本さんを応援している人からすればショックな出来事です。ですが卒業発表から2週間ほどが経ち、橋本さんの引退の理由やこれまで歩んできた道のりを考えた結果、「橋本さんの決意を後押ししたい」という気持ちのファンも増えてきたようです。
金銭的な理由から乃木坂に加入
10月30日にテレビ東京系で放送された乃木坂の冠番組『乃木坂工事中』の中で、橋本さんは芸能界引退の理由を明かしています。
まず橋本さんは乃木坂に加入した理由について説明。乃木坂に加入したのもお金の問題がきっかけになったそうです。
橋本さんの実家は決して裕福な家庭ではなかったようで、橋本さんはそれを踏まえた上で乃木坂のオーディションを受けた理由について涙ながらにこのように語っています。
(実家が)めっちゃ貧乏だったんですよ。水道止まる、ガス止まるみたいな。
それでもなんとか1人目(の子ども)だから色々してくれたんですけど、弟にまで回る余裕があるのかって。
何とかしなきゃってところで、いろいろ模索してるなかでここ(乃木坂)に来たって感じがあったんです。
橋本さんは高校卒業後は地元の北海道を離れ、東京の美術大学に通いますがそこでの生活はかなりギリギリなものだったといいます。その上、実家にも余裕がある訳ではありませんし、これから大学に進学するであろう弟のことを考えた結果、乃木坂という選択肢が生まれたようです。
そのため、グループの活動でしんどい時期も「自分がちゃんとしなければ困る人がいる」という気持ちを持って活動を続けてきたのだそうです。
引退を決意したのは母の言葉
そして、橋本さんは結成から今までの約5年間、乃木坂の人気メンバーとして頑張ってきたこともあり、今では橋本さんの弟も無事大学に進学し、実家の生活も安定してきたそうです。
いろいろとめどがついたこともあり、去年あたりからグループ卒業を意識し始めたタイミングで母親から手紙が届きます。それが芸能界引退を決心するきっかけになったようです。
いつもは手紙と一緒にお米なども送ってくれるそうですが、その時は便箋3、4枚ほどの手紙だけが届き、その手紙には
今までごめんね。
弟もだいぶ自立してきたし、私も私で生活できるから
無理しないで好きなことをしてください。
といった内容の手紙が送られてきたとのこと。
橋本さんは「自分が表に立ってというよりはどちらかというと裏、と言いますか、誰かをサポートするお仕事の方が自分の性格には合ってるんじゃないか」と今後やりたいことについて話していましたが、橋本さんの母もそれを見抜いていたのかもしれません。
お金のため、家族のためという思いを原動力に頑張ってきた橋本さんですから、それを思えば橋本さんが本当にやりたいことに是非とも挑戦してほしいですね。
ファン以外からも応援の声が続々!
乃木坂から一歩踏み出す決意をした橋本さんをファンも徐々に後押ししていく態勢になってきましたが、ニュースなどで橋本さんの引退理由を知った層からも橋本さんへのエールが多く上がっています。
橋本さんの人柄の良さを知れば自ずと応援したくなりますね。
11月9日に発売される乃木坂のニューシングル『サヨナラの意味』で橋本さんは初センターを務めており、現在は歌番組等で同楽曲を披露している真っ最中。残りの期間悔いのないように活動に取り組んで欲しいものですね。