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四肢麻痺と戦う8歳の男の子 「クリスマスに欲しいもの」日本からも送りたい

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Facebook

アメリカに住む平均的な8歳の男の子が今年クリスマス・プレゼントに欲しいものと言えば、最新のポケモンのおもちゃや、爆発的人気、タカラトミーの『HATCHIMALS(うまれて!ウーモ)』などでしょう。

しかし、ここで紹介する8歳アンドリュー君の願いはもっと控えめなものです。四肢麻痺を抱えている彼の夢はたくさんのクリスマス・カードを受け取ること!

その願いを祖母のアリソン・リトルさんが「叶えてあげたい」と思っています。アンドリュー君の母が2012年に交通事故で亡くなりました。それ以来、おばあさんが保護者です。

アンドリュー君の体を動かしてあげることはできないけれど、呼びかけてあげることはできる。アンドリュー君を寂しくさせないために、おばあさんは力を尽くしています。

生後15ヶ月の発病で、四肢麻痺に

アンドリュー君は生後15ヶ月の時に、炎症による神経障害が原因で『横断性脊髄炎』に罹患しました。この炎症によってできた瘢痕(はんこん)が肢体の麻痺の原因になり、アンドリュー君は手足を動かしたり、自力で呼吸ができない身体になってしまったのです。

アンドリュー君は人工呼吸器をつけ、24時間365日の看護が必要な四肢麻痺の状態なので、シンシナティ―にあるSt. Joseph’s Homeという特別療養施設で暮らしています。彼の健康状態は不安定で、ただの風邪をひいただけでも入院しなくてはならないこともあるそうです。

それでも、医者から宣告された余命よりも、アンドリュー君はずっと長く戦い続けています。

病気は重くても、明るいアンドリュー君

重度の病状を抱えるアンドリュー君は孤独を感じることがあります。彼は公立学校に通ってはいますが、友達の家に気軽に遊びに行ったりすることはできません。

また、ミュージカルや映画鑑賞やスポーツ観戦、特にフットボール観戦が大好き。でも、自分で演じたりスポーツを楽しむことはできません。いつも観客です。

ですが行動には制限があっても、アンドリュー君はとても前向きで陽気な男の子です。

TODAYに対して、おばあさんはこのように語っています。

「彼は決して自分の状態について悲観的になったりしないの。日常生活にチャレンジが多いってことにも気がついていないのよ」

TODAY ーより引用(和訳)

クリスマス・カードが欲しい!

アンドリュー君は、おばあさんがお見舞いに行くたびに、「僕にカードは届いていた?」と聞くそうですが、「いいえ」といつも答えなくてはならなくて可哀そうに思っています。

アンドリュー君は、誰かとのつながりを感じることができるカードをもらうのが大好き。去年のクリスマスに受け取った、たった4通のクリスマス・カードに大喜びし、今も大切に読み返しているのだそうです。

古いカードを読んで、古い写真を見るだけで、アンドリュー君の一日はとても明るくなるのだそうです。それがどんなに楽しいことなのか、おばあさんの言葉では表現しきれないほどです。

そこでおばあさんは、アンドリュー君にカードを送ってと友だちにお願いしました。そして、10通のカードが届きました。

その後、アンドリュー君の願いはゆっくりと口コミで広がり、シンシナティ―の地元の人たちや、シャロンヴィル消防署の人たちも活動の輪に参加するようになり、、消防士たちが個人的に大量のカードを配達してくれるようになりました。

消防士が大好きなアンドリュー君にとって、消防士の方が病院へ届けてくれたカードは特別に意味のあるものになりました。

「僕に会いに来てくれた消防士さんは僕を病人扱いしなかった!」ことがアンドリュー君にとって本当に嬉しかったのです。

カードが大好きなアンドリュー君は、施設の同室で暮らす人にもそれを見せ、部屋の中に飾っています。

 

「彼は生まれつきとっても優しくて思いやりのある子なの。自分のお誕生日の日に、もらったプレゼントを全部人にあげてしまうのよ」

TODAY ーより引用(和訳)

もっとたくさんのカードを送って

おばあさんは、カードを受け取るというこんな小さなことがアンドリュー君の日々に大きな喜びを与えることを実感し、もっとたくさんのカードを彼に受け取って欲しいと願うようになりました。

アンドリュー君の症状はこれ以上良くなる見込みがありません。お医者さんでさえ、彼の寿命があとどのくらいあるかわからないそうです。一度でも肺炎の発作が起きたらそれが致命傷になるかもしれないのです。

しかし、アンドリュー君は決して希望を捨てません。最近は、「大学へ通ったらしたいこと」について話をするそうです。

「どこからその強さが来るのかはわからないけれど、彼は諦めたくないという強い闘志を胸に秘めて、日々、病魔と闘っているの。私は(健康な身体など)彼が失ってしまったものを取り返してあげることはできないけれど、彼が毎日、一生懸命生きてきた証のようなものを残してあげたい。そう思っているわ。」

TODAY ーより引用(和訳)

そして、おばあさんは世界中の人に呼び掛けています。

「もし、アンドリューの物語があなたの琴線に触れたなら、どうかアンドリューにカードを書いてあげてください。きっとあなたの優しいメッセージが彼をハッピーにするはずです」

TODAY ーより引用(和訳)

我が家も、早速、クリスマス・カードを送りました。

クリスマスには間に合わなくてもNew Years Cardなら今からでも間に合います。

おばあさんにお尋ねしたところ、日本からのメッセージも大歓迎!とのこと。もし日本からカードが届いたら、感謝してもしたりないと、大感激してくださいました。

アンドリュー君のもとに日本からたくさんのカードが届いて、彼がハッピーな笑顔で新しい年を迎えることができたら素敵ですね。

アンドリュー君へのカードの送り先

Andrew Little
4181 Weathered Oaks Lane
Hamilton, Ohio 45011 USA


[文/grape編集部]

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