舌がしびれたら食べないで! 各自治体の呼びかけに「気を付ける」「怖いよね」
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各地で暖かい日が続いている、2025年5月下旬現在。
気温が高くなる季節に、特に気を付けなければならないのは、食材の保存です。
魚などの生ものは、低温保存するだけではなく、さまざまなことに注意をしなければ、食中毒になる恐れがあります。
赤身魚の『ヒスタミン食中毒』には要注意
サバやマグロ、ブリ、カツオ、イワシ、サンマなどの赤身魚は、それぞれ旬の時期は違いますが、養殖や冷凍のおかげで年中スーパーマーケットなどで手に入ります。
しかし、これらの赤身魚には、交感神経を刺激するヒスタミンの原料となるヒスチジンが多く含まれているため、保存状態が悪いと、ヒスタミン食中毒を引き起こすことがあるのです。
ヒスタミン食中毒を発症すると、食べた直後から1時間以内に顔や耳たぶが赤くなり、舌や唇がピリピリとしびれ、頭痛や発熱を起こすなど、食物アレルギーによく似た症状が出ることもあるのだとか。
また、ヒスタミンは加熱しても分解されないため、調理しても無害化することができません。
ヒスタミン食中毒を予防するポイント
購入した魚は、常温で放置せずに速やかに冷蔵庫で保管しましょう。
また、冷蔵保存していてもヒスタミンが増えることがあるので、長期間保存する際は、冷凍庫に移してください。
ヒスタミン産生菌は、魚のエラや内臓に多く存在するのだとか。下処理をしていない魚を購入した際は、できるだけ早く除去することが大切です。
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万が一、唇や舌がしびれるなどの違和感を感じたら、魚は食べずに処分するようにしてください。
各自治体が注意喚起を行う、ヒスタミン食中毒。ネット上でも「魚アレルギーと間違えそう。気を付ける」や「私の子供も発症したことがある。怖いよね」といったコメントが上がっています。
ヒスタミンが蓄積した魚は、見た目や匂いでは気付きにくいため、油断して食べてしまうことも少なくありません。
食中毒を引き起こさないよう、しっかりと対策をしたうえで、赤身魚をおいしく味わいたいですね。
[文・構成/grape編集部]