屋上から望遠鏡をのぞく高校生 映っている光景が…?「圧巻だ」
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中学、高校生らが興味のあるクラブに所属する部活動。
少子化などの影響で、全国的に減少傾向にある中、長い歴史と活気を保ち続けているのが、東京都立立川高校天文気象部です。
全国的にも珍しい部活動ですが、なんと全校生のおよそ8人に1人、119人もの部員が所属する大所帯。
創部から80年以上の歴史を持ち、数々のコンクールでの受賞経験も誇る名門です。
grape編集部は2025年11月、同部を取材。多くの生徒を惹きつけ、世代を超えて活動が続く理由を探りました!
100人以上が所属する『天文気象部』 本格的な機材で天体を観測
取材当日に生徒たちが活動していたのは夜間。夜間の活動は学校から特別に認められており、主に屋上で観測を行っています。
活動の様子を見学する中で、筆者は本格的な機材に圧倒されました。プロ顔負けの充実した機材が…こちらです。
撮影:grape編集部
撮影:grape編集部
撮影:grape編集部
使用しているのは、バズーカのように巨大な望遠鏡や観測機の数々。
その多くは、同部のOBやOGたちから寄贈された機材だと言います。
撮影:grape編集部
そして気になるのが、それらの観測機を使って実際に撮影された天体の写真です。
映し出される圧巻の光景が…。
部員が撮影した『オリオン大星雲』
部員が撮影した『わし星雲』
部員が撮影した『紫金山・アトラス彗星』
まるで宇宙空間にいると錯覚するような、幻想的な天体の姿。
撮影は一度きりではなく、同じ地点で数十~数百枚の写真を撮り、専用ソフトで合成して仕上げていると言うのですから、驚きです。
撮影:grape編集部
まさに生徒たちの撮影、編集技術が結集した、たまものです。
部員たちは太陽の黒点や、雷、虹といった気象の観測にも挑戦しています。
創部はおよそ80年前! 当時から残る膨大な記録用紙
また、創部当初から代々受け継がれている伝統の観測が『視程(してい)』です。
『視程』は気象用語の1つで、大気の汚れ具合を示す重要なデータになります。
部室では、創部当初から記録され続けている膨大な用紙を保存。
撮影:grape編集部
撮影:grape編集部
今でも部員たちは1日3回、毎日欠かさずに『視程』の観測を続けていると言います。
80年の歴史の裏にある、最新のテクノロジーと、部員のたゆまぬ努力が垣間見られました。
長い歴史をつなぐ生徒たちは日々、どのような思いで活動に取り組んでいるのでしょうか。
筆者は4人の部員にインタビュー。気になる活動の『あれこれ』を聞きました!