スーパーで売ってるパックの刺身 水で洗うだけで…? 「全然違う!」「毎回やる」
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スーパーマーケット(以下、スーパー)で売っているお徳用の刺身。たまに生臭くてがっかりすることはありませんか。
「どうせなら、少しでもおいしく刺身を食べたい!」と思っている人に朗報!
お徳用の刺身を、手軽に『料亭のような本格的な味にする裏技』があるので紹介したいと思います。
まず用意するのは、スーパーでよく売られている刺身のパック。この刺身にひと手間加えるだけよいのです。
そのひと手間とは、刺身を流水で洗うだけ!
刺身を水に入れて軽く触れてみると、刺身にぬめりがあることが分かります。さらに洗っていると水が濁ってきました。
写真のように水が濁る理由は、トリメチルアミンという成分。これが魚の臭みの要因ともいわれています。
スーパーなどの店頭で長い時間陳列されていると、トリメチルアミンが発生し、魚が生臭くなるそうです。
そのため、水で洗えばトリメチルアミンが流れ出て、魚の生臭さも消えるのだとか。
ザルにあげて、臭いをかいでみたところ、生臭さはきれいサッパリなくなりました!
次にキッチンペーパーで余分な水気をしっかり取ります。筆者はこの裏技を知ってから毎回刺身を洗っていますが、水気をきちんと取り除くかどうかで、味が格段に変わりますよ。
ぬめりが取れることが刺身をおいしくするポイントだと肝に銘じて、しっかり水分を取ることをおすすめします。
酒と塩で刺身をグレードアップ!
水で洗うだけでも臭いが取れてよいですが、さらに刺身のおいしさをグレードアップさせたい場合には、ボウルに料理酒小さじ1と塩を2つまみぐらい入れて、刺身に絡めましょう。
よく絡めたら、水で洗った時と同様に、キッチンペーパーで水気をしっかりとります。
食べてみると、刺身がまろやかになり、うま味が格段にアップ!
「こんなおいしいなら、もっと早くからやればよかった」と後悔するほど味が変わる裏技です。
父親に「おいしいのはどっち?」と聞いてみると、酒と塩を絡めたサーモンをすぐに指さしました。
塩だけでも刺身はおいしくなる?
あまりに味が変わるので楽しくなり、別の日にほかの裏技にも挑戦!
まずは、まな板に塩をまんべんなく振りかけ、その上に刺身を置きます。そして上からもたっぷり塩を振りましょう。
刺身から水分が流れ出るまで、30分ほど待ちます。まな板を斜めにしてみると、水分が出たかどうかが分かりますよ。
刺身を取り出して、濡らしたキッチンペーパーなどで塩を丁寧に取っていきます。
塩を取り除いた刺身は、ラップをせずに冷蔵庫へ。30分待てば完成です!さて、1時間半くらいの手間がかかりましたが、どのような味になるのでしょうか。
食べてみた結果は「歯ごたえがありすぎる!」というのが正直な感想。今までの刺身では食べたことのないくらいの弾力です。
さらに、筆者が塩をよく拭きとらなかったせいか塩辛く感じてしまいました。
手間などの面から考えても、2つ目に紹介した『料理酒と塩の裏技』がおすすめです。
ちなみに、イカやタコなどは水っぽくなってしまうようなので、そのまま食べました。
家にある簡単な調味料使い、料亭のような味が食べられてお得な気分になる裏技。
みなさんも「刺身をちょっとおいしく食べたい」と思った時に、ぜひこの方法を思い出してみてください。
[文/キジカク・構成/grape編集部]