除夜の鐘について僧侶が注意喚起 「最悪、鐘がひび割れます」に「知らなかった」の声
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
- 出典
- @curry_boz
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
寺院の大きな鐘『梵鐘(ぼんしょう)』をつく、除夜の鐘。
諸説ありますが、人間の煩悩を取り除く仏教行事ととらえている人が多く、例年、大晦日の夜には鐘をつくため人々が列をなしています。
普段はあまりできない体験のため、大きな音を出そうと張り切っている人もいるかもしれません。
普段、鐘をつかない人が知っておきたいこと
長崎県大村市にある、浄土宗白龍山長安寺の僧侶、吉田武士(@curry_boz)さんは、除夜の鐘についての注意をTwitterに投稿しました。
2021年の大晦日に、多くの人が鐘を鳴らした結果、ひびが入って取り替えることとなった長安寺。
富山県高岡市の鋳造所に依頼し、新たな鐘を迎える際、「前の人が鳴らした余韻も消えないうちに、連続で強打すると鐘にダメージがあり、最悪ひび割れる」と教えてもらったといいます。
同じように、鐘がダメになる寺院が続出しないよう、吉田さんは次のようにつづっています。
鐘は各寺院の指示で、用法用量を守って正しくつきましょう。
1948年の朝に、町の人や檀家に担がれてやってきた、長安寺の梵鐘。
多くの人の思いを受け止め、役割を全うしたからこそ割れたともいえますが、取り換えのサイクルが早いと、寺院の負担は大きいでしょう。
吉田さんの投稿は、多くの人々をハッとさせたようで、このようなコメントが相次いでいます。
・なるほど!気を付けて、お寺の指示通りに打つようにします!
・「前の人の余韻が消えるまでついたらダメ」と教わったことがありますが、そういう意味だったのですね。
・「思いっきり叩いたほうが音がいい」というわけでもないので、適切に叩こう。
大きな梵鐘を前にすると、手に力がこもるのも分かります。
ですが、大晦日には2022年のさまざまな出来事に感謝しつつ、丁寧に梵鐘をつくようにしたいものですね。
[文・構成/grape編集部]