【2025年】ふたご座流星群はいつ、どの方角に見える?ピーク時間や観測のポイントを紹介!
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夜空を彩る冬の風物詩、『ふたご座流星群』の季節がいよいよ到来です。
「いつ、どの方角で、どれくらい見られるのだろう?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、3大流星群の1つであるふたご座流星群について、2025年の極大ピーク時刻や観測時のポイントなどをご紹介します。
ふたご座流星群の特徴などを知ることで、観測をより楽しめるでしょう。本記事の情報をぜひお役立てください。
2025年のふたご座流星群のピークはいつ?
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国立天文台によると、2025年のふたご座流星群の活動は、12月4日から20日頃だとされています。
その中でも、流星の数が最も多くなる『極大(きょくだい)』と言われるピークを迎えるのは、12月14日の17時~15日の明け方にかけての時間帯なのだとか。
ただし、17時頃はまだ夕方で流星群を見つけづらい可能性があるため、21時以降のほうがより観測には適しているでしょう。
このタイミングで夜空に注目していると、ふたご座流星群を見られるかもしれません。
ただし、「ピーク日を逃したから見られない」というわけではありません。活動期間中であれば、ふたご座流星群を見るチャンスはあるでしょう。
どの方角を見ればいい?
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「ふたご座流星群はどの方角を見たらいいの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。実は、流星群は特定の方角ではなく、空の広い範囲で見られるとされています。
流れ星が飛び出してくる中心点は『放射点』と呼ばれており、ふたご座流星群の放射点は、名前の通り『ふたご座』の近くにあります。
ただし、流れ星は放射点から放射状に飛ぶため、ふたご座の方向だけを見続ける必要はないのだとか。放射点ばかりを見ていると、視野が狭くなってしまうため、かえって流れ星を見逃してしまうかもしれません。
一番のおすすめは、寝転がるなど楽な姿勢で空全体を広く見渡すことです。流れ星は空のあちこちに出現すると言われているため、視界を遮るものがない開けた場所で待つとよいでしょう。
どこで見るのがよい?
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観測場所によって見えやすさには差があると言われています。
街の明かりが強い都心部では、星の光が見えづらくなってしまうため、都会から少し離れた郊外や自然に近い場所を選ぶとよいでしょう。
キャンプ場や安全に停車できる高台の駐車場など、街明かりが少なく、視界を遮る建物や木の影響が少ない、開けた場所が理想的です。
なお個人差はありますが、暗い場所に目が慣れるまでには、30分程度かかると言われています。観測の際は、すぐに流星を見つけられないからと焦らず、じっくり眺める必要があると覚えておきましょう。
また、流星群の見やすさには当日の天気や、月の明るさなども影響します。
雲が多かったり、満月で月明かりが強かったりすると見えにくくなるため、事前に天気予報と月の状態をチェックするのもポイントです。
観測の際は、寒さ対策と安全確保を万全にしたうえで、ふたご座流星群を楽しみましょう。
ふたご座流星群にはどんな特徴がある?
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ふたご座流星群は3大流星群の1つであり、流星の数や明るい流星が多いことが特徴として挙げられます。
しかし、ほかの流星群ともっとも異なるのは、ふたご座流星群を発生させる母天体の性質だと言えるでしょう。
多くの流星群は彗星から発生した塵(ちり)によって生じていますが、ふたご座流星群は『ファエトン』と呼ばれる小惑星の塵などから発生しているのだとか。
つまり、彗星由来ではない流星群という点で、ふたご座流星群は特別だと言えます。
このファエトンという小惑星が過去に残した塵や小石の帯が、地球の軌道と重なる場所に存在しており、地球の大気とぶつかることで多くの流星が発生しているそうです。
以下では、ふたご座流星群の主な特徴を表にまとめました。
流星の数
ふたご座流星群は、ほかの流星群に比べて流星の数が多く、安定して観測できるという強みがあるようです。
好条件なら、1時間に100個程度の流星が見られることもあると言われます。月や街明かりの少ない環境なら、ふたご座流星群の観測をより楽しめるでしょう。
ふたご座流星群は毎年見られる!過去の記録を紹介!
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ふたご座流星群は「何年に一度見られるものだろう?」と気になる人もいるかもしれません。
結論として、ふたご座流星群は、毎年ほぼ同じ時期に安定して多くの流れ星が見られることで人気のある流星群です。
そのため、何年に一度といった特別な周期はありません。毎年この時期に話題になる流星群のため、観測チャンスを逃さずに楽しみましょう。
また、ふたご座流星群は、過去にも素晴らしい観測記録が残されています。特に条件のよかった年には、1時間に100個を超える流れ星が観測されたこともあるのだとか。
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ほかの流星群もチェックしよう!
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星空を眺めるのが好きな人は、ふたご座流星群以外で今後観測できる流星群も要チェックです。
例えば、12月下旬には『こぐま座流星群』、年明けの1月上旬には3大流星群の1つである『しぶんぎ座流星群』が見られます。
以下では、ほかにも年間で見られる流星群の例をまとめました。
(ジャコビニ流星群)
このように、流星群はそれぞれ活動時期が違うほか、見え方や流れる星の数などの特徴も異なります。
ふたご座流星群を見逃してしまったとしても、複数の流星群を知っておけば、別のチャンスを狙えるでしょう。
各流星群についてもっと詳しく知りたい人は、表内のリンクから記事をチェックしてみてくださいね。
※この記事は、一部国立天文台のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]