行政が『ヒモ付きの水筒』に注意喚起 内容に「ゾクっとした」「考えもしなかった」
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- 出典
- 消費者庁
熱中症対策として、通園や通学時に子供に水筒を持たせる親は多いでしょう。
水筒の種類によっては、ストラップを取り付けられるタイプもあります。首や肩から下げて持つことができるので、落としにくくなるだけでなく、両手もふさがらないため便利ですよね。
水筒を持ち歩く時の転倒事故
前述したように、ストラップ付きの水筒は、重たい水筒でも肩に掛けることで負担が少なくなる優れもの。遠足や長時間の外出にも適しているでしょう。
しかし、ストラップ付きの水筒が原因の事故が起きていることから、行政が注意をうながしています。
子供は、バランス感覚や運動機能が発育段階のため、よく転倒してしまうでしょう。
ちょっとした擦り傷程度ならまだいいですが、ストラップ付きの水筒を身体に掛けていたことで、水筒が腹部に当たり、内蔵を損傷するといった事故が発生しているとか。
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消費者庁や国民生活センターによると、実際にあった事例として、通学中に友人と追いかけっこをしていたところ転倒し、斜め掛けしていた水筒が腹部に強打。
その後、救急搬送され、小腸破裂と汎発性腹膜炎(はんぱつせいふくまくえん)のため緊急手術をしたというケースが報告されています。
子供が水筒を持ち歩く際に、注意すべきポイント
水筒を持ち歩く際は、なるべくリュックサックに入れるようにしてください。
また、水筒を首や肩に掛けている時は、走らないようにして、転倒を防ぐよう心がけることが大切です。
転倒による事故以外にも、水筒の紐が首や腕に絡まったり、遊具に引っかかったりするケースもあるため、水筒を置いてから遊ぶよう、子供に伝えておきましょう。
ストラップ付きの水筒による事故に、子供を持つ親からは「これは本当に危険。もっと広がって」「考えもしなかった。うちの子に伝えます」「ゾクっとした」といった声が上がっていました。
せっかく体調管理のために水筒を持たせていても、それが原因でケガをしてしまっては、本末転倒でしょう。
大切な我が子の命を守るためにも、水筒の持ち方には十分注意し、日頃から安全に使えるよう意識させておくことが大切です。
[文・構成/grape編集部]