息子の心臓は生きている 天国へ行った息子の心臓の音を3年ぶりに聞いた母
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
失われた命によって救われる命。そんな臓器移植によって生まれた感動の物語をご紹介します。
若者がバイクで事故死、そして心臓移植が行われる
2012年12月の出来事。アメリカのノースダコタ州で若者が乗ったバイクが事故に遭いました。ドライバーは18歳のレヴィさん。彼は帰らぬ人となってしまいました。
それと同じころ、ネブラスカ州に暮らすテリーさんという男性は心筋症を患い、心臓移植のためのドナーが現れるのを待っていました。
心臓の提供者を待ち始めてから52日後のことでした。ついにテリーさんにドナーが見つかります…そう、事故死した若者、レヴィさんの心臓でした。
移植手術は無事に成功しました。
テリーさんはドナーに手紙を書く
翌年の春、テリーさんは自分に心臓を提供してくれたドナーの家族に手紙を書きました。すると、レヴィさんの母親であるリサさんから返信が届き、その後数年間にわたって2人は手紙やEメールで交流をするようになったのです。
テリーさんとリサさんは一度も電話で話したことも、直接会ったこともありませんでしたが、2016年4月、ついに初対面を果たしました。
リサさんと、亡くなったレヴィさんの双子の兄弟シェルビーさんとハグを交わし、あふれる涙をこられきれない様子のテリーさん。自分の命を救ってくれた青年の家族に温かく迎えられたことで、特別な思いがこみあげてきたのでしょう。
出典:Nebraska Medicine
レヴィさんの写真がプリントされたTシャツを着たテリーさんは「レヴィは僕のヒーローだ。」と言いました。
出典:Nebraska Medicine
そしてテリーさんの体の中で力強く動いている息子の心臓の音を聞いたリサさんの目からも涙があふれてきます。
テリーさんはリサさんに天使の羽がついた白いクマのぬいぐるみをプレゼントしました。それはクマの心臓を押すとレヴィさんの心音が聞こえてくるという特別なぬいぐるみ。これでリサさんは毎日息子の心臓の音を聞くことができます。
愛する人を失うことはこれ以上ない悲しみだと思います。亡き息子の心臓が誰かの体の中で生き続けている。それによってご家族が天国にいるレヴィさんを少しでも近くに感じることができるように祈ります。
[文/grape編集部]