『30分間、口が止まらず』生で実感、ラジオでみせた石破茂、抜群のトーク
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- 出典
- ニッポン放送
grape [グレイプ] entertainment
「衆議院議員の石破茂」と聞いたら、真っ先に何を連想するだろうか。
『防衛オタク』、『次期総理候補』などがまず思い浮かぶかもしれないが、彼の持ち味のひとつは、ゆっくりなのに説得力のあるトーク力ではないだろうか。
政治家なるものは喋りが上手い方が良いのだが、彼のトーク力を間近で体験する機会を頂いたので、そのエピソードを紹介する。
これが『防衛オタク』か…30分ぶっ通しで喋り倒す!
向かったのは有楽町にあるニッポン放送。2017年2月20日の週は「スペシャルウィーク」ということで、ニッポン放送の番組『ザ・ボイス そこまで言うか!』ではコメンテーターとゲスト、合わせて8人の論客たちを呼び、ニッポンが抱える難題の解決策について議論をするという。
出典:ニッポン放送『ザ・ボイス そこまで言うか!』
スペシャルウィーク1日目のゲスト、石破議員は大のラジオ好き。ラジオっ子だったと自称する彼は、次期総理へ向けて「次は自分がやるという準備を」など重大発言をラジオで行うことも多々ある。果たして石破議員は、ラジオブースではどんな表情を見せるのか。
写真撮影の事前打診ができなかったものの、恐縮ながらスタジオで打診してみると「なんでもやってください」と優しい言葉を頂き安堵した。
ディレクターからのサインとともに番組が始まり、月曜日のパーソナリティー長谷川幸洋さんが早速質問を投げかける。
核実験は5回やった。ついこないだも新しいミサイルを発射した。そんな北朝鮮の現状をどのように認識していますか。
すると途端に、石破議員による弾丸トークが繰り広げられる。ミサイルの話だけでも、燃料の種類から発射台の違いまで、あらゆる可能性を述べ、さらにはミサイルを開発している科学者の心情までも言及する。なるほど防衛の議論をするためには、オタクになって然るべきなのか。
1分程度のCMを終えて、トークは続行。安全保障についてより多岐にのぼる話を展開する。武器の話、戦闘機の話、防衛システムとしての敵地攻撃能力。日本とアメリカとの調整について。国会での議論について…。たった1つの質問にも関わらず、話は大きく拡がっていく。
内容が完全に理解できなくても、それだけの課題があるということは理解できた。議論の詳細はradikoのタイムフリーを確認してほしい。
誰にも遮られることなく、終了予定時間の16:30まで間髪なく話し続けた石破議員。長谷川さんは「あと3倍くらい聞いていたいなぁ」とコメントした。
およそ30分の出演が終了すると、深々とお辞儀をして、颯爽と去っていった。
ラジオだからできる、煮詰まったトーク
今回の放送は、スタッフがブース内に巻きの指示を送るほど、確実に押していた。しかし中では止める気配は全くなく、石破議員が終わるまで話を聞き続けた。
このように融通がきくのも、ラジオの良さのひとつだ。ネットなど尺を気にせず配信できる媒体もあるが、節度を持ってぶっちゃけたトークができるという面では、負けていない。
今週の『ザ・ボイス』特集でも、ラジオだから思わず言ってしまう、評論家や政治家による本音も期待できるのではないか。
『ザ・ボイス そこまで言うか!』をタイムフリーで聴取
2/20(月)~2/23(木)「ザ・ボイス」特集はゲストもほえる! 激論ダブルバスター!
2月20日(月) 長谷川幸洋 × 石破茂(元防衛大臣・衆議院議員)
2月21日(火) 高橋洋一 × 駒崎弘樹(NPO法人フローレンス代表理事)
2月22日(水) モーリー・ロバートソン × 高橋和夫(国際政治学者)
2月23日(木) 宮崎哲弥 × 青山繫晴(参議院議員)
[文・構成/grape編集部]