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深夜番組で定番の『あの曲』 採用されたのはADのミスがキッカケ?

By - grape編集部  公開:  更新:

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ニッポン放送の看板番組の1つで、深夜番組の代名詞でもある『オールナイトニッポン』。長年多くのリスナーに親しまれたこの番組が、2017年10月2日に、50周年を迎えます!

50年間ものあいだ、数多くのことがあったこの番組…そのなかから知られざるエピソードをピックアップしてご紹介します。

「オープニング曲はADのミス」はネタだった

オールナイトニッポンのテーマ曲は『Bittersweet Samba』。曲名までは知らなくとも、フレーズを耳にすれば「あ、あの曲か」と多くの人が気付く、軽快なサンバです。

この曲の採用には、あるエピソードがありました。

初回の放送で番組ADが曲を間違えて『Bittersweet Samba』をかけてしまい、そのままこの曲がテーマになってしまった。

実はこの話、初代パーソナリティの高崎一郎さんやスタッフが面白がって作った『ネタ』だったのです。

『オールナイトニッポン』が始まる際、高崎さんが、ニッポン放送の関連会社パシフィック音楽出版(現フジパシフィックミュージック)社員で番組のスタッフの1人、朝妻一郎さん(現同社会長)に、テーマ曲の選曲を依頼しました。

朝妻さんは悩んだ末、アルバム『Whipped Cream & Other Delights』のなかから『Lollipops and Roses』という曲を推薦しました。しかしその曲を聴いた高橋さんは「イメージが違う」とボツにしてしまいます。「ほかにいい曲ないか」と、同アルバムの曲を次々に聴き…これだ!と選んだのが『Bittersweet Samba』でした。

番組のキャッチフレーズに込められた想い

きみが踊り、ぼくが歌うとき
新しい時代の夜が生まれる
太陽のかわりに音楽を 青空のかわりに夢を
フレッシュな夜をリードする オールナイトニッポン

創世記に番組冒頭で使われたこのキャッチフレーズは、放送作家の山之井慎さんが作ったもの。1945年5月、太平洋戦争末期、横浜一中の学生だった山之井さんは、横浜大空襲に遭い、学校も自宅もたくさんの友達も失いました。

※写真はイメージ

戦争後、復学し、生き残った友人たちと再会しましたが、食事も事欠く厳しい暮らしが続きました。しかし、恐怖を乗り越え生き残った彼らに怖い物はなく、若者たちは団結と結束を深め、夢と希望を捨てることなく困難に立ち向かいました。

平和な時代が訪れ、若者を対象としたラジオ・テレビ番組などなかった時代に高校生、受験生を対象とした新しいラジオの深夜放送が始まります。「怖いものなんて何もなかったあの青春の日々を表現したい」、そんな想いを込めて、この名文句を書き上げました。

キャッチフレーズにある『きみ』は友達、『ぼく』は山之井さん自身で、友人たちへの熱い気持ちが込められたオマージュなのです。

社員がパーソナリティを務めていた

創世記から1973年6月までのパーソナリティは、全員ニッポン放送の社員でした。狭いスタジオにディレクターと語り手の2人だけで、構成と選曲はパーソナリティというDJスタイルで始まりました。

※写真はイメージ

リスナーは、学生や浪人生、働く若い人々。「孤独なさみしがり屋の若い人々に広場を作ろう。ラジオを通じて、同じように生きる仲間と同じように生きる仲間と連帯感もって元気になってもらおう…」これが、オールナイトニッポンの目的でした。

スタート間もなく毎日5千通のハガキが集まり、同年12月に紹介したアングラ・レコード『帰ってきたヨッパライ』にリクエストや問い合わせが殺到、240万枚以上の爆発的ヒットにつながりました。

皇族も生出演

1975年10月、当時『ヒゲの殿下』として国民からしたわれていた三笠宮寬仁親王陛下が、スペシャルパーソナリティとして登場。たった1人で2時間の生放送を行いました。

皇位継承権第7位の皇族が深夜放送に生出演することも極めて異例でしたが、初恋談義から青春時代の思い出、皇室の紹介、ギターの弾き語りまで披露し、話題を集めました。


50年もの長きの間、数々の伝説を生んできた『オールナイトニッポン』。次の50年、どのような伝説を残していくのでしょうか。

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出典
ニッポン放送

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