イーロン・マスク氏が脳とコンピューター接続の新会社を設立か!?
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宇宙開発のスペースX社や自動運転のテスラモータースの代表を務めるイーロン・マスクさんが、今度は、脳とコンピュータを接続する技術を専門に扱う会社「Neuralink(ニューラリンク)」を立ち上げるかもしれないとメキシコで開催された第67回国際宇宙会議で示唆しました。
コンピュータが人に近づき越える方法は2つあるということをご存知でしょうか。一つはコンピュータが賢くなって人に近づく方法。これが現在の人工知能:AIになります。もう一つは、コンピュータを人間に埋め込んで近づける方法:これがまさに今回のイーロン・マスクさんがやろうとしていること。まさにコンピュータを人間の脳につなげて人間を越える能力を実現させようとしているんです。
中でも、人間の記憶をコンピュータに記録することが出来るようにすることや、コンピュータと脳を繋いで直接対話する「ニューラルレース(Neural lace)」という分野が非常に注目されているんです。
そんな中、約10年前に交通事故に遭って、両肩から下が麻痺状態の米国人男性の脳に電極を埋め込み、コンピューターと接続して脳と筋肉の回路を復活させることに成功、自ら食事ができるまでに回復させたという報告がイギリスの医学専門誌「ランセット(Lancet)」で発表されました。
これまでは交通事故による脊髄損傷で両腕が麻痺した状態の場合、脊髄損傷の治療方法を探しかなかったそうなんですが、非常に難しいため、諦めていたのが現状。ところがだったら脳と体の筋肉を脊髄以外で接続させてしまおうと考えてみたそうなんです。これによって脳に埋め込まれた電極が脳の信号をコンピュータに伝え、コンピュータが信号を解析して、腕に埋め込んだ電極に伝えることで腕が動かせるようになったんだそうです。
交通事故後、約10年間まったく体を動かすことができなかったコシャバーさんは、この治療によって今では、コーヒーを飲んだり、鼻をかいたり、マッシュポテトを食べたりすることができるそうです。10年も何もできなかったところから自分で食事ができるようになるなんて、涙が出るほど嬉しいでしょうね。
まだこうした試みは実験段階だそうですが、いよいよこうした取り組みもどんどん加速していくようですね。
[文/構成 土屋夏彦/grape編集部]
土屋夏彦
上智大学理工学部電気電子工学科卒業。 1980年ニッポン放送入社。「三宅裕司のヤングパラダイス」「タモリのオールナイトニッポン」などのディレクターを務める傍ら、「十回クイズ」「恐怖のやっちゃん」「究極の選択」などベストセラーも生み出す。2002年ソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)に転職。コンテンツ担当ジェネラルプロデューサーとして衛星放送 「ソネットチャンネル749」(現アジアドラマチックTV★So-net)で韓国ドラマブームを仕掛け、オンライン育成キャラ「Livly Island」では日本初の女性向けオンラインで100万人突破、2010年以降はエグゼクティブプロデューサー・リサーチャーとして新規事業調査を中心に活動。2015年早期退職を機にフリーランス。記事を寄稿する傍ら、BayFMでITコメンテーターとしても出演中、ラジオに22年、ネットに10年以上、ソーシャルメディア作りに携わるメディアクリエイター。