学生が作った『100種のアイスキャンディ』 真相を知って、胸がしめつけられる
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 出典
- 100%純污水製冰所
台湾に住む3人の学生が作った、100種類のアイスキャンディが世界中から注目されています。
こちらが、注目されているアイスキャンディです。しかし、中にはタバコや紙くず、ビニール袋などが入っているではありませんか。
お世辞にも「おいしそう」「食べたい」とは思えない、アイスキャンディ。
ですが、これらには学生たちの『想い』が込められているのです。
汚染された水で作られた、100種類のアイスキャンディ
これは、国立台湾芸術大学に通う学生が始めた『100%純汚水製氷所』というプロジェクト。
そう、ゴミがたくさん含まれたこれらのアイスキャンディは、人間の手によって汚染された水からできているのです。
カラフルな包み紙から出てきたのは、ゴミで濁ったアイスキャンディ。中でも、プラスチック類が大量に含まれています。
台湾にある100箇所の水源から採取された水を凍らせ、ポリエステル樹脂を使って固めたものを研磨することで『アイスキャンディ』が完成します。
私たちは、あなたたちに問います。
「これらの”美しいアイスキャンディ”を、あなたたちは食べたいと思いますか?」
企画を立ち上げたHung I-chenさん、Guo Yi-huiさん、Cheng Yu-tiさんは、こうつづります。
経済成長や都市化が進むにつれて、人間たちの手で汚染されていく水。その水の中では、たくさんの生き物が生活しています。
自然の恵みであり、ありとあらゆる生き物に必要な水が汚れていくのを、何もせず見ているだけでいいのでしょうか。
※写真はイメージ
もちろん、日本も例外ではありません。悲しいことに、川や海には、人間が捨てていった大量のゴミが浮かんでいるのが現状です。
「自分のゴミは自分で持ち帰る」という、当たり前のことができる人が増えるよう、私たちも真剣に取り組まなければなりませんね。
[文・構成/grape編集部]