学生が作った『100種のアイスキャンディ』 真相を知って、胸がしめつけられる
公開: 更新:
ポツンと置かれた数枚の『紙袋』 その使い道に…「これは天才」「めちゃくちゃありがたい」新年が明けた同月上旬、東京都武蔵野市にあるショッピングモール『コピス吉祥寺』を訪れた、よしだけいすけ(@ruiji_31)。 施設内で見つけた『あるサービス』を発見し、Xに投稿すると、12万件以上の『いいね』が寄せられ、多くの注目を集めました。
地震の時には潜らないで! カワイピアノの注意喚起に「想像すると恐ろしい…」株式会社河合楽器製作所が運営する、カワイピアノのXアカウント(@Kawai_Japan)は、2025年1月17日、『あるお願い』を投稿。地震に関する注意喚起が、大きな反響を呼んでいます。
- 出典
- 100%純污水製冰所
台湾に住む3人の学生が作った、100種類のアイスキャンディが世界中から注目されています。
こちらが、注目されているアイスキャンディです。しかし、中にはタバコや紙くず、ビニール袋などが入っているではありませんか。
お世辞にも「おいしそう」「食べたい」とは思えない、アイスキャンディ。
ですが、これらには学生たちの『想い』が込められているのです。
汚染された水で作られた、100種類のアイスキャンディ
これは、国立台湾芸術大学に通う学生が始めた『100%純汚水製氷所』というプロジェクト。
そう、ゴミがたくさん含まれたこれらのアイスキャンディは、人間の手によって汚染された水からできているのです。
カラフルな包み紙から出てきたのは、ゴミで濁ったアイスキャンディ。中でも、プラスチック類が大量に含まれています。
台湾にある100箇所の水源から採取された水を凍らせ、ポリエステル樹脂を使って固めたものを研磨することで『アイスキャンディ』が完成します。
私たちは、あなたたちに問います。
「これらの”美しいアイスキャンディ”を、あなたたちは食べたいと思いますか?」
企画を立ち上げたHung I-chenさん、Guo Yi-huiさん、Cheng Yu-tiさんは、こうつづります。
経済成長や都市化が進むにつれて、人間たちの手で汚染されていく水。その水の中では、たくさんの生き物が生活しています。
自然の恵みであり、ありとあらゆる生き物に必要な水が汚れていくのを、何もせず見ているだけでいいのでしょうか。
※写真はイメージ
もちろん、日本も例外ではありません。悲しいことに、川や海には、人間が捨てていった大量のゴミが浮かんでいるのが現状です。
「自分のゴミは自分で持ち帰る」という、当たり前のことができる人が増えるよう、私たちも真剣に取り組まなければなりませんね。
[文・構成/grape編集部]