動物たちの英雄となった男性 毎日1万リットル以上の水を運び続ける
公開: 更新:
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
grape [グレイプ] trend
公開: 更新:
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
近年水問題が深刻化している地域の一つ、ケニア。繰り返す干ばつにより、サバンナの野生動物たちが水分不足で衰弱死してしまうケースが増えているのだそう。
この問題を目の当たりにしていた、ケニア人男性のパトリックさんは、野生動物たちのためにある大きな決断をします。
それは、毎日数時間かけて1万リットル以上の水を運ぶことでした。
パトリックさんはエンドウ豆農家として働く傍ら、毎日、片道1時間以上かけて『ツァボ・ウェスト国立公園』まで水を運んでいます。
水分不足により衰弱死していく動物たちをたくさん見てきた彼は、この悲惨な状況を変えたい一心で数年前に水を運ぶ活動を開始。活動は徐々に拡がりをみせ、彼に協力したいという人も増えていきました。
今では、トラックが到着するとシマウマやゾウそしてバッファローをはじめとした様々な野生動物たちが水を求めてやって来るようになりました。
中には、水を貯める穴の周りで、トラックの到着を待っている動物たちもいるのだそう。
今や野生動物たちにとってのオアシスとなっている、パトリックさんの存在。彼が毎日水を届けるおかげで、命を救われた野生動物たちがどれだけいることでしょう。彼の行動力、決断力には頭が下がる思いです。
現在、パトリックさんの活動に賛同した人たちにより、寄付を呼びかけるサイトが立ち上がっていて、今までに集まった寄付金は約2000万円以上にものぼっています。
今後も支援の輪が拡がり、パトリックさんの活動が報われる日がくることを願わずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]