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「もし、私が死んだら」 小林麻央さんの手記に涙

By - grape編集部  公開:  更新:

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2017年6月23日、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが、妻・小林麻央さんが亡くなったことを明かしました。34歳でした。

フリーアナウンサーとして活躍した麻央さんは、2010年7月に市川海老蔵さんと結婚。

長女の麗禾(れいか)ちゃん、長男の勸玄(かんげん)くんが生まれ、温かい家庭を築きました。

しかし、2016年6月、乳がんを患っていることが発覚。

闘病生活に励みつつ、「陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました」と、自身の思いをつづるブログを開設しました。

「愛してる」というと、旅立った麻央さん

2017年6月23日、海老蔵さんは記者会見で、麻央さんについてこのようにコメントしました。

「愛してる」と(麻央さんが)いって、そのひと言で、彼女は旅立ちました。

何といえばいいのでしょうか。こんなに、愛されているのは分かっていたのですが…。
最後の最後まで、愛してくれていたことを…。

妻である麻央さんを想い、海老蔵さんは涙を流しながら語りました。そして「できれば、ずっと一緒に生きていきたかった」…と。

母や海老蔵さん、2人の子どもたちに見守られ、22日の夜に麻央さんは旅立ったそうです。また海老蔵さんは、最後に麻央さんを応援してくれた多くの人に、感謝の気持ちを伝えました。

小林麻央さんの手記「例えば、私が今死んだら」

2016年、イギリスの報道番組『BBCニュース』で「影響力を持ち、人の心を動かす女性」の1人に選ばれた麻央さん。

BBCニュースに麻央さんが寄稿した日本語の手記は、英訳され、世界中の人々の元に届けられました。

人の死は、病気であるかにかかわらず、
いつ訪れるか分かりません。

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。

「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??

私は、そんなふうには思われたくありません。

なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。

私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。

BBCニュース ーより引用

手記につづられていたのは、麻央さんの前向きな言葉。

「私の人生は、本当に素晴らしいものだ」という、強い意志が伝わってきます。

いつも前向きで、気丈な女性だった麻央さん

ステージ4の乳がんと診断されても、前向きな言葉をつづり続けた麻央さん。

ブログには、医師に「奇跡を起こしたいんです!」と思いを伝えた日のことも書かれています。

5年後も
10年後も生きたいのだーっ
あわよくば30年!
いや、40年!
50年は求めませんから。

だって
この世界に 生きてる って
本当に素晴らしいと、感じるから。

小林麻央 オフィシャルブログ「KOKORO.」 ーより引用

心優しい人柄が伝わる笑顔と穏やかな口調で、麻央さんは多くの人から愛されてきました。

ご冥福をお祈りいたします。


[文・構成/grape編集部]

出典
小林麻央 オフィシャルブログ「KOKORO.」BBCニュース

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