脱北した女性が訴えた『北朝鮮』の現実に言葉を失う!「独裁者は心が読める」 By - grape編集部 公開:2017-09-16 更新:2017-09-17 動画北朝鮮 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 2017年8月29日に続き、9月15日にもミサイルを発射した北朝鮮。 アメリカや日本とは緊張状態が続き、北朝鮮のことをよく知らなくても「何だか不気味」と、漠然とした恐怖を抱いている人もいるでしょう。 そんな中、2014年に公開された1本の動画が現在、注目を集めています。 北朝鮮の現状を訴える 2014年にアイルランドの首都ダブリンで行われた、若者の国際会議「One Young World」。 そこで、家族と共に脱北した女性、パク・ヨンミさんが北朝鮮の『現実』を語りました。 公開されている動画は全編英語ですが、英語の字幕も入っているため理解しやすくなっています。ぜひご覧ください。 北朝鮮は想像を絶する国である。 そんな言葉と共に始まるスピーチは、さらにこう続きます。 歌いたい歌を歌うことはできず、話したいことを話すこともできません。 着たい服を着たり、考えたいことを考える自由はありません。 北朝鮮は、国に認められていない国際電話を使うと処刑される、世界で唯一の国です。 北朝鮮には一切の自由がなく、ルールを破ると処刑されてしまうという現実。そもそも「自由」「人権」という言葉を知らないというのです。 実際、パクさんは9歳の時に、目の前で友人の母親が処刑されるのを見たといいます。 彼女が処刑された理由は…。 ハリウッド映画を観たから。 そして、国民はどんどん追い詰められ、「森やネズミにも話を聞かれている」「独裁者は心を読むことができる」と感じてしまうように…。 家族で中国に逃れた後も、決してラクな生活ができたわけではないというパクさん。彼女は世界に向けて、最後にこう訴えます。 人間は、生まれた場所のために迫害されてはいけない。 このスピーチは当時、多くの人の心に響き、大きな話題となりました。 そして、いまこの動画の存在がネットで話題になり、拡散されています。 ※写真はイメージ 日本にとって、北朝鮮が危機であることは疑いようのない事実です。しかし、それは国と国との問題であり、そこに住む人たちに罪があるわけではないのです。 日本人だけでなく、北朝鮮に住む人々が安心して生活できる日々が、1日も早く訪れることを願わずにはいられません。 [文・構成/grape編集部] 出典 Escaping from North Korea in search of freedom | Yeonmi Park | One Young World Share Post LINE はてな コメント
2017年8月29日に続き、9月15日にもミサイルを発射した北朝鮮。
アメリカや日本とは緊張状態が続き、北朝鮮のことをよく知らなくても「何だか不気味」と、漠然とした恐怖を抱いている人もいるでしょう。
そんな中、2014年に公開された1本の動画が現在、注目を集めています。
北朝鮮の現状を訴える
2014年にアイルランドの首都ダブリンで行われた、若者の国際会議「One Young World」。
そこで、家族と共に脱北した女性、パク・ヨンミさんが北朝鮮の『現実』を語りました。
公開されている動画は全編英語ですが、英語の字幕も入っているため理解しやすくなっています。ぜひご覧ください。
北朝鮮は想像を絶する国である。
そんな言葉と共に始まるスピーチは、さらにこう続きます。
歌いたい歌を歌うことはできず、話したいことを話すこともできません。
着たい服を着たり、考えたいことを考える自由はありません。
北朝鮮は、国に認められていない国際電話を使うと処刑される、世界で唯一の国です。
北朝鮮には一切の自由がなく、ルールを破ると処刑されてしまうという現実。そもそも「自由」「人権」という言葉を知らないというのです。
実際、パクさんは9歳の時に、目の前で友人の母親が処刑されるのを見たといいます。
彼女が処刑された理由は…。
ハリウッド映画を観たから。
そして、国民はどんどん追い詰められ、「森やネズミにも話を聞かれている」「独裁者は心を読むことができる」と感じてしまうように…。
家族で中国に逃れた後も、決してラクな生活ができたわけではないというパクさん。彼女は世界に向けて、最後にこう訴えます。
人間は、生まれた場所のために迫害されてはいけない。
このスピーチは当時、多くの人の心に響き、大きな話題となりました。
そして、いまこの動画の存在がネットで話題になり、拡散されています。
※写真はイメージ
日本にとって、北朝鮮が危機であることは疑いようのない事実です。しかし、それは国と国との問題であり、そこに住む人たちに罪があるわけではないのです。
日本人だけでなく、北朝鮮に住む人々が安心して生活できる日々が、1日も早く訪れることを願わずにはいられません。
[文・構成/grape編集部]