「この留学生なんなんだ?」 腹を立てていた大学生が気付いた『真実』に涙 By - grape編集部 公開:2018-04-20 更新:2018-04-20 大学 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「僕はいつもくだらないジョークばかり投稿しているけど、この話を聞いてほしい」 そんな書き出しでTwitterに11個のツイートを投稿したのは、アメリカ合衆国のオハイオ州に住んでいるトーマス・マクフォール(@thomas___mcfall)さん。 大学に通っているトーマスさんが多くの人に知ってほしいエピソードは、ある外国人留学生との出来事でした。 なぜか自分が座る場所に荷物を置いていた、外国人留学生 授業の際、席は決まっていないものの、なんとなくいつも同じ席に座っているというトーマスさん。 そして、トーマスさんの隣の席には、たどたどしい英語を話す外国人留学生がいつも座っているといいます。 ※写真はイメージ しかし留学生は、トーマスさんが座る席にいつもバッグや食べ物、本などを置いているのです。 そして、トーマスさんが席につこうとすると「やあトム(トーマスの愛称)、来たんだね。授業の準備はできてる?」といい、荷物をどかしてハイタッチをします。 (どうしてコイツは、僕がここに座るのを知っていて、いつも荷物を置くんだ?) いつも席を荷物で占拠する留学生に対し、内心ムッとしていたトーマスさん。 しかし後日、彼はこの行動の理由に気付きます。 それは、トーマスさんが授業に遅刻しかけた日のこと。いつも座る席に、ほかの生徒が座ろうとしているのを目撃します。 すると留学生は、席に座ろうとした生徒にこういったのです。 「すみません。この席は友人のトーマスが座るんです」 自分の席に荷物を置いていたことに対し、腹を立てていたトーマスさんは気付きます。彼は、荷物を置いて『友人』である自分の席を取ってくれていたのだと。 毎日が忙しいあまり、留学生の気遣いや、自分のことを『友達』だと思ってくれていたことに気が付かなかったトーマスさん…彼は、その光景を見て感動しました。 ジーンとしながらトーマスさんが席に近付くと、留学生はいつものように「やあ、トム」と挨拶し、ハイタッチを交わします。 ※写真はイメージ その日の授業が終わった後、トーマスさんは留学生と一緒に食事に行くことに。 いろいろと話した結果、留学生は中東からやってきたことが分かります。また、国に妻と2人の子どもを残しているため、学位を取得した後は国に帰る予定だといいます。 トーマスさんが「アメリカでの生活は好き?」と質問すると、留学生はこういいました。 「国の家族が恋しいけど、アメリカにいるのは楽しい。でも、すべてのアメリカ人が君のように優しいわけではないよ、トム」 今回の経験で、トーマスさんは学びがあったといいます。それは、「自分の考えは自己中心的だった」ということ。 そのため、留学生がトーマスさんと仲よくなりたがっていたことに1学期の間気付くことができなかったのです。 Hey guys, I know I usually just post shitty jokes on my Twitter but bear with me because I wanted to share something. So in one of my Management classes I sit in the same seat in the front every day. Every single day I sit there. Now, I also sit next to some foreign guy that— Thomas McFall (@thomas___mcfall) April 9, 2018 彼の投稿は世界中の人の心を打ち、なんと21万回以上も拡散されました。そして、多くの人から温かいメッセージが寄せられています。 そして、世界中から「思わず泣いてしまった」「自分もこんな友人が欲しい」「多くの人に知ってほしいエピソードですね」といった声も上がっています。 心にゆとりを持つことや、他人と理解し合うことがいかに大切か、このエピソードから分かります。 [文・構成/grape編集部] 出典 @thomas___mcfall Share Post LINE はてな コメント
「僕はいつもくだらないジョークばかり投稿しているけど、この話を聞いてほしい」
そんな書き出しでTwitterに11個のツイートを投稿したのは、アメリカ合衆国のオハイオ州に住んでいるトーマス・マクフォール(@thomas___mcfall)さん。
大学に通っているトーマスさんが多くの人に知ってほしいエピソードは、ある外国人留学生との出来事でした。
なぜか自分が座る場所に荷物を置いていた、外国人留学生
授業の際、席は決まっていないものの、なんとなくいつも同じ席に座っているというトーマスさん。
そして、トーマスさんの隣の席には、たどたどしい英語を話す外国人留学生がいつも座っているといいます。
※写真はイメージ
しかし留学生は、トーマスさんが座る席にいつもバッグや食べ物、本などを置いているのです。
そして、トーマスさんが席につこうとすると「やあトム(トーマスの愛称)、来たんだね。授業の準備はできてる?」といい、荷物をどかしてハイタッチをします。
(どうしてコイツは、僕がここに座るのを知っていて、いつも荷物を置くんだ?)
いつも席を荷物で占拠する留学生に対し、内心ムッとしていたトーマスさん。
しかし後日、彼はこの行動の理由に気付きます。
それは、トーマスさんが授業に遅刻しかけた日のこと。いつも座る席に、ほかの生徒が座ろうとしているのを目撃します。
すると留学生は、席に座ろうとした生徒にこういったのです。
「すみません。この席は友人のトーマスが座るんです」
自分の席に荷物を置いていたことに対し、腹を立てていたトーマスさんは気付きます。彼は、荷物を置いて『友人』である自分の席を取ってくれていたのだと。
毎日が忙しいあまり、留学生の気遣いや、自分のことを『友達』だと思ってくれていたことに気が付かなかったトーマスさん…彼は、その光景を見て感動しました。
ジーンとしながらトーマスさんが席に近付くと、留学生はいつものように「やあ、トム」と挨拶し、ハイタッチを交わします。
※写真はイメージ
その日の授業が終わった後、トーマスさんは留学生と一緒に食事に行くことに。
いろいろと話した結果、留学生は中東からやってきたことが分かります。また、国に妻と2人の子どもを残しているため、学位を取得した後は国に帰る予定だといいます。
トーマスさんが「アメリカでの生活は好き?」と質問すると、留学生はこういいました。
「国の家族が恋しいけど、アメリカにいるのは楽しい。でも、すべてのアメリカ人が君のように優しいわけではないよ、トム」
今回の経験で、トーマスさんは学びがあったといいます。それは、「自分の考えは自己中心的だった」ということ。
そのため、留学生がトーマスさんと仲よくなりたがっていたことに1学期の間気付くことができなかったのです。
彼の投稿は世界中の人の心を打ち、なんと21万回以上も拡散されました。そして、多くの人から温かいメッセージが寄せられています。
そして、世界中から「思わず泣いてしまった」「自分もこんな友人が欲しい」「多くの人に知ってほしいエピソードですね」といった声も上がっています。
心にゆとりを持つことや、他人と理解し合うことがいかに大切か、このエピソードから分かります。
[文・構成/grape編集部]