TOKIO山口の罪は消えない…しかし? 福島県民の意外な反応
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2018年4月末、世間に衝撃を与えた山口達也さんの強制わいせつ事件。5月2日には、TOKIOのほか4人のメンバーが会見を開き、改めて今回の騒動に関する謝罪の言葉を述べました。
・信じていたのに裏切られた。
・犯した罪は消えない。
・もういままでのTOKIOは見られなくなるの?
山口さんに対する批判の声だけでなく、TOKIOの今後を心配する声など、世間から寄せられている声はさまざま。
そんな中、Twitter上では『#今度は福島がTOKIOを応援する番だ』というハッシュタグがついたツイートが数多く投稿されています。
そこにつづられていたのは、TOKIOに対する福島県民たちの感謝と応援の言葉でした。
福島に寄り添い続けたTOKIO
バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の企画、DASH村が福島県の浪江町にあったこともあり、2011年3月11日の東日本大震災以降、福島の農産物のPRに務めてきたTOKIO。
2016年には、長年福島のイメージアップに尽力し続けたことに対し、内堀雅雄・福島県知事から感謝状が贈られています。
TOKIOの福島に対する思いは、会見中にも垣間見ることができました。
※写真はイメージ
会見の中で、記者から「今後の福島の復興再生にどう関わっていくのか」と質問を投げかけられた時のことでした。
リーダーの城島茂さんは、福島を『心のふるさと』と語り、言葉をつまらせながら「なんとお詫びしていいのか」と謝罪。
長瀬さんもまた、「こういう質問が生まれてしまうことに対しても申し訳なく思っている」と謝罪した上で「復興に対して考える義務が、自分たちにはある」とコメント。
松岡さんは「感謝しても感謝しきれないほどお世話になりました。これからも可能であれば、僕らにできることがあったらやらせてください」と、これからも福島に寄り添っていきたい意向を示しました。
また、「一個人として、福島のみなさんに成長させてもらった」とコメントした国分さん。
続けて、「公式で福島を応援できなくなっても、個人個人が応援するということを忘れずに、これからも福島を応援し続けたい」と考えを述べていました。
『#今度は福島がTOKIOを応援する番だ』
Twitter上で、ハッシュタグ『#今度は福島がTOKIOを応援する番だ』が目立つようになったのは、会見終了後。
※写真はイメージ
・風評被害を目の当たりにして、とても悲しかったです。そんな中でも、TOKIOは福島の農産物をPRしてくれました。それがどんなに心強かったか。深く感謝しています。
・福島県の広報にTOKIO続投の嘆願書を送りました。
・このタグを作ってくれた人は、きっと勇気がいったと思う。だからこそ、自分もいう。大好きだ、TOKIO!頑張れ、TOKIO!
・福島県民として、いままでTOKIOが福島にしてきてくれたことには感謝しかない。自分は、TOKIOを応援する。
中には、こうした応援の声に関して「美談にすり替えるつもりか」「被害者に失礼だと思わないのか」といった意見があるのも事実です。
しかし、今回『#今度は福島がTOKIOを応援する番だ』が盛り上がり見せているのは、決して山口さんを擁護する意味ではなく、TOKIOへの感謝から来ているもの。
もちろん、山口さんが犯した罪は許されるものではなく、一生消えません。しかし、TOKIOが福島に尽力し続けた過去も消えません。
『#今度は福島がTOKIOを応援する番だ』というハッシュタグがつけられたツイートの数は、TOKIOの功績の大きさを表しているともいえるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]