「…えっ?」 あり得ない『落とし物』を発見した会社員、その後の行動に拍手喝采! By - grape編集部 公開:2018-07-30 更新:2018-07-30 会社員 Share Post LINE はてな コメント 通勤途中、歩道に羽化途中のセミが落ちてた…取り急ぎ、手に持ち出社しました。その途中で殻から脱出、羽がぐいぐい伸びてきました。#身近な自然 pic.twitter.com/S2Vjxe4eoB— トードーごんた (@todonogonnta) July 23, 2018 出社後、机の筆箱に移動していただきました。羽はしっかり展伸できた模様。色もつき始め、硬さも出てきた模様。ニイニイゼミでしたか^^ pic.twitter.com/gLB6G1wqFz— トードーごんた (@todonogonnta) July 23, 2018 部屋の中で飛び出すと回収困難となるため、少し早いですが、屋外の安全そうなところに移動させました。後は、しっかり体を固めて飛び立ってもらえれば…お昼休みに再確認してきます。 pic.twitter.com/MxP1XbAylC— トードーごんた (@todonogonnta) July 23, 2018 ×ニイニイゼミ○アブラゼミ間違えてました…— トードーごんた (@todonogonnta) July 23, 2018 お昼休みに確認~無事飛び去った模様^^残りの蝉生~約1週間チャンと交尾をものにして、卵を産むんだぞう~(性別未確認…オスならしっかり交尾するんだぞう)恩返しに戻らなくていいから、残りの時間を大切に!— トードーごんた (@todonogonnta) July 23, 2018 更に沢山のRT、いいね、返信に、改めて驚いております。多くの方の目に留まっていることを踏まえて、以下に少し私見を追加させていただきます。(間違いがあるようでしたらご指摘ください。補足ご意見も歓迎です)— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 終齢のセミ幼虫が自力で地上に出て来て、地面をうろついていても、原則そのまま触らずに見守ってあげてください。今回のケースは、本来あり得ない「平らな地面(歩道)」で羽化が始まっていました。背中が割れて、体の2/3が出ている状態でしたので、取り急ぎ、私の手に避難させました。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 平らな場所での羽化は、羽の展伸に失敗します~うまく羽を伸ばすことが出来ないはずで、やむなく手で持ち上げ、近くの木にとまらせようと考えました。しかし、既に羽化が始まっているため、終齢幼虫の手足で足場をつかみ直すことはできません。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 そこで、体を全部出した後に、成虫自身の手足で足場をつかみ直してもらうことで、羽の展伸と体の硬化に成功すること…に期待しました。このとき、決して中身(白い成虫の体)に触ってはいけません。今回セミに触れた箇所は全て茶色い終齢幼虫側です。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 幼虫の手足の鈎爪のおかげで、上手く私の指や筆箱に固定できました。セミは、自身の血液と地球の重力で羽を伸ばしていきます。このとき、ほんの些細な障害が羽に致命傷を与えます。決して触ってはいけません。そして、伸びる過程で羽に触れるような障害は除去しておきます。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 野外に羽化途中のセミを避難させる場合は、外敵に襲われないよう配慮が必要です。アリは無慈悲にセミを襲います。鳥は一瞬で咥え去ります。彼らも懸命に生きています。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 今回、そのような安全な個所を見つけることはできませんでした。風もあったので、きっと羽化完了前に飛ばされるとも判断しました。以上が、私がセミを持ち去ってしまった経緯です。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 改めてお願いです。羽化が始まったセミを触ることはしないでください。またその場から引きはがして持ち去るような行為は、決して真似ないでください。家の中で観察したい方は、せめて羽化前の終齢幼虫を捕獲してください。できれば、その場で観察することをお薦めします。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 セミの終齢幼虫がじっくりと足場を吟味する様子は、とても面白いです。ふんばれる足場を探して体を固定します。羽化が始まれば、その美しさに誰しもが目と心を奪われることでしょう。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 そして、翌日に周辺を眺めると、沢山のセミの抜け殻を見つけることでしょう。地面にも目を向けてください。小さな丸い穴がたくさんあいています。セミの幼虫が出てきた穴です。— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 運が良ければ、地面から顔を出した姿も見つけられるかもしれません。いつ、どこへいけばみつけられるのか?興味を持っていただけたなら、是非、ご自身で探して観察してみてください。本当に面白い発見があなたの周りに広がっているのです。#身近な自然— トードーごんた (@todonogonnta) July 28, 2018 [文・構成/grape編集部] 1 2 出典 @todonogonnta Share Post LINE はてな コメント
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